東京大学大学院 総合文化研究科 合格者の声 18

2025年の1月に東京大学大学院総合文化研究科修士課程を受験し、無事に合格をいただくことができました。第一志望の大学院に合格できたのは、ひとえに昴教育研究所と高橋先生のお力添えのおかげです。心より御礼申し上げます。

 

◯入塾の理由

大学院受験に向けて、効率よく、かつ特殊な大学院入試に対応できる環境が昴には備わっているのを感じたからです。特に、第一志望である東大総合文化の合格実績が豊富であったことは大きな決め手でした。体験授業や高橋先生との面談を通じて、「ここなら最後までやり切れる」と確信し、入塾を決意しました。秋から英語院試問題演習と論述対策講座を受講し、一次試験の約1~2ヵ月前からは、オーダーメイド講座で研究計画書や提出論文の添削、個別の過去問解説をしていただきました。

◯昴での受講内容

  • 英語院試問題演習(2024年秋冬学期)

志望校に限らず複数の大学院の問題を扱っていただいたことで、英語試験に共通する出題傾向を把握できました。授業で扱った問題の復習を中心に、高橋先生の著書『大学院への英語』に取り組み、語彙も過去問や単語帳を用いて強化しました。

  • 論述対策講座(2024年秋冬学期)

当初は時間内に書き終えることができず、毎回提出が最後になることもあり苦労しましたが、毎週総合文化の過去問に取り組むことで、徐々に文章構成や論理展開に慣れていきました。私の場合、圧倒的にインプットが足りなかったため、専門書を読み込みながら知識を増やし、それを授業の論述講座でアウトプットすることで書く力を伸ばしました。先生から毎回丁寧にいただいたフィードバックは、新たな視点や理解を深めるきっかけとなり、「次はもっと良い論述を書こう」というモチベーションにもつながりました。回を重ねるごとに論述の質が向上していくのを実感しました。

  • オーダーメイド講座(約5~6回)

研究計画や提出論文について、論文の構成から「見せ方」に至るまで細やかにご指導いただきました。また、一次試験の英語Ⅱの過去問を個別で指導していただき、回答の秘訣や構文の理解を深め、自分の弱点を分析できました。

 

◯昴以外の勉強

  • 昴の授業の復習

読めなかった箇所や初出の単語や熟語をノートに整理し、解説動画で確認しました。新しい問題に取り組むことも重要ですが、なぜ訳せなかったのか、どこで誤ったのかを徹底的に分析し、理解した上で音読を重ねて定着を図りました。

  • 英単語

入試ではTOEFLのスコア提出が必須だったため、まず『TOEFLテストでる単5000』を完璧に覚えた上で、その後『院単1800』に取り組みました。加えて、授業で出てきた分からない単語をまとめ、自分で作成した単語帳を電車の移動時間や就寝前に活用しました。

  • 参考書

英語では、『大学院への英語』を入試までに3周し、巻末の過去問も活用しました。解説は、授業と重なる点も多く、理解が深まると同時に基礎を固め、実践的な演習に取り組めたことは強みとなりました。論述対策では、様々な本や論文を読みましたが、特に参考にしていたのは『国際政治学をつかむ』『国際関係史』『国際政治』『国際関係理論』の4冊です。これらは2周ほど読み、理解を深めつつインプットを重視し、時間をかけてじっくり読み進めることを心がけました。

  • 過去問

入試の約1ヵ月前からは本番と時間を計測しながら過去問を解きました。大晦日から正月の授業がない期間は、毎日英語の過去問(英語Ⅱ)を解き、英語Ⅰも高橋先生からいただいた分をすべて演習しました。自分で購入した総合文化の過去問に加え、昴に所蔵されている過去から最新までの問題を活用できたのは、大変有益でした。総合文化の英語は、幅広いテーマで出題されるため、様々な分野に触れることができたのは本番でも役立ちました。

 

◯二次試験

二次試験では、口頭試問が中心でした。自分の研究テーマや提出論文について、論理的かつ簡潔に説明する力が求められました。特別な対策はしませんでしたが、変化球のある質問を受けても沈黙せず、落ち着いて受け答えをすることを心がけました。事前に面接官になり得そうな先生方の講演動画を確認していたため、当日は過度な緊張もなく臨めました。また、オーダーメイド講座で高橋先生から研究計画や論文を丁寧にご指導いただいたことが大きな支えとなり、専門外の質問にも自分なりに対応できたと思います。

 

◯終わりに

これを読んでいる方は、昴の受講を検討している方や大学院試験を控えている方かもしれません。受験期は、どれだけ勉強を重ねても不安や焦りがつきものです。私が大切だと実感したのは、「高橋先生の指導を信じてその通りに実践し、最後は自分を信じること」でした。昴での授業は、英語力や専門知識を磨く場であると同時に、雑学や哲学も交えながら、人として大きく成長できる学びの場でもありました。開校前の早朝、門の前で単語帳や専門書に向き合う受講生の姿に刺激を受け、私自身も頑張ろうと励まされました。また、休日でも欠かさずお弁当を作ってくれた母、当初は院進に反対しながらも最後は応援してくれた父、そして何より、どんな時も前向きに寄り添い支えてくださった高橋先生。誰一人欠けても、合格は成し得なかったと感じています。本当にありがとうございました。最後になりますが、私自身は受験期に合格者の声を繰り返し読み、日々のモチベーションを保っていました。この体験記が、これから大学院受験に挑む方にとって少しでも励みとなれば幸いです。心から応援しております。

 

※東京大学大学院 総合文化研究科合格者の方から合格者の声をお寄せいただきました。一言一句変えず、掲載しております。(昴教育研究所事務局)

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