【合格体験記】
<はじめに>
高橋先生が常々、「受験は大学院生活のスタートである」という旨のお話をされていたのが印象的です。そのため、受験生活で身につけた知識をいかに大学院生活に生かしていくか、この意識をもって常に勉強に取り組んでいました。おかげで、合格をいただいた後も、モチベーションを維持して入学準備ができそうです。
<プロフィール>
この体験記は、主に社会人向けのものになるかもしれません。
大学卒業後、小学校教員として4年間勤務し、4年目に働きながら受験、合格しました。大学は外部で教育学部ですが、教員養成コースのため志望先とはかなり異なる勉強をしていました。ただ、卒論は若干志望先と通ずるところがありました。
教員だったので、直前の夏休み中は決まった出勤日以外すべて有給を使い勉強に充てることができました。
<受験までの流れ>
前年11月頃に受験を決意し志望大学を決めました。3月に過去問を入手して4月頃から研究計画書を書き始めました。受験対策を始めるまでの空白は仕事で多忙を極め受験勉強どころではない状態でした。
5月の大学院説明会に参加した肌感覚として自分のもつ情報量の少なさに不安を抱き6月に昴にメールしました。
~昴に入会した後の流れ~
・高橋先生に無料相談1回+オーダーメイド講座2回+メールで研究計画書添削&自分で修正→出願
・春学期最終回 英語院試演習+論述対策講座(無料体験)
・夏学期 英語院試演習+論述対策講座 全回対面受講
・東大英語特講 オンライン受講
一次試験対策に本格的に取り掛かったのは7月の最終週です。それでも丁寧なご指導と心強い励ましのおかげでなんとか合格することができました。
<昴で受講した授業について>
・オーダーメイド講座
「出願までは、計画書を最優先にしましょう。」との言葉を信じとにかくブラッシュアップに努めました。先生は受講者の思いを丁寧に汲み取りつつシンプルで伝わりやすい構成になるよう一緒に考えてくださいます。心配なところは都度メールで質問することもでき出願締め切りギリギリまで相談させていただきました。
・英語院試演習
大学院の英語は論文から出題されるので、補填しなければならない語彙や文法が多くあります。曖昧な理解では通用しません。授業ではユーモア溢れる先生の解説の中に重要なヒントがたくさん隠されていて、毎回確実に知識を吸収することができました。といっても、演習内での添削結果は芳しくなかったので不安でしたが、そこは高橋先生の「復習は音読10回」の教えに従い間違えた問題文を声に出して読むことで同じ間違いを繰り返さないように気をつけました。
・論述対策講座
この講座の魅力はなんといってもフィードバックの量と質です。自分の論述のよさと課題の両方について言及されるので自分の書きやすい論述形式を効率よく決めることができました。また、うまくいかなかった問題にもう一度取り組むと自分の成長を実感できました。英語も論述も対面だと周囲を意識しながら取り組めるので本番も過度に緊張しませんでした。
<自習の仕方>
・ひたすら関連書籍を読む。(通勤時間を活用して読み進めました。)
・とりあえず過去問の出題に対し時間を決めて書いてみる。(論述は、45分で1本を目安に書きました。)
・英語の参考書に取り組む。
・志望先に関連する学会の論文を読む。
論述対策で読んだ書籍(比較教育社会学の場合)
・教育の社会学(放送大学)
・よくわかる教育社会学(ミネルヴァ書房)
・よくわかる社会学(ミネルヴァ書房)
・移民から教育を考える(ナカニシヤ出版)
・新グローバル時代に挑む日本の教育(東京大学出版会)
・教育社会学のフロンティア1、2(岩波書店)
・入門社会調査法 第4版(法律文化社)
・質的研究の考え方(名古屋大学出版会) ※昴でお借りしました。
英語対策の参考書
・詳解 大学院への英語 (東京図書) ※高橋先生が刊行された書籍です。
・大学院入試の英文法(秀和システム)
・院単(ナツメ社)
もちろん、1か月半ですべてに目を通したわけではありませんが読み終えるつもりで向き合いました。
<一次試験当日の過ごし方と二次試験>
一次試験当日は風邪を引いてしまいかなりしんどかったです。それでも、何度も昴で演習に取り組んでいたおかげで落ち着いて取り組めました。当日の過ごし方はほとんどこれまでの合格体験記に書いてあることを真似しました(笑)
二次試験対策は一次試験が終わってから取り組んだ状態に等しいです。とにかく自分の計画書を音読することで自分の意図を説明できるようにし、家族や知人にリストアップした想定質問をもとに面接練習をしてもらいました。
そのおかげで本番は緊張しませんでしたが、まったく予想していなかった角度から質問され、調査法について解釈の誤りも指摘され本当に落ち込みました。二次に関しては合格の要因はわかりません…。しかし、とにかく誤りを受け止める素直さとはきはきした声で話すことを心掛けました。
受験対策をしたのは実質1か月半で、他の受験生に比べると遅かったかもしれません。それでも、半ば缶詰め状態で文献や参考書と格闘し、勉強する日々は精神的にもかなり辛かったです。自分で決めたことといえばそれまでですが、週1回昴に通うことは息抜きにもなっていました。
大学院合格への近道を探していたら、ぜひ一度体験をお勧めします。
※東京大学大学院教育学研究科の合格者の方から、「合格者の声」をお寄せいただきました。まことにありがとうございます。いただいた「合格者の声」は一言一句変えず、掲載しております。(昴教育研究所事務局)
※下記リンクは同研究科の他の合格者の声です。ぜひ、あわせてご参照ください。
東京大学大学院 教育学研究科 合格者の声 12
東京大学大学院 教育学研究科 合格者の声 11
東京大学大学院 教育学研究科 合格者の声 10
東京大学大学院 教育学研究科 合格者の声 9
東京大学大学院 教育学研究科 合格者の声 8
東京大学大学院 教育学研究科 合格者の声 7
東京大学大学院 教育学研究科 合格者の声 6
東京大学大学院 教育学研究科 合格者の声 5
東京大学大学院 教育学研究科 合格者の声 4
東京大学大学院 教育学研究科 合格者の声 3
東京大学大学院 教育学研究科 合格者の声 2
東京大学大学院 教育学研究科 合格者の声 1