一橋大学大学院 言語社会研究科 合格者の声 4

私は学部では美術史を専攻していなかったため、最初は論文の書き方や学習方法もわからない状態でした。そんな中、幸いにも美術史系の大学院すべてに合格できたのは、昴の的確な指導と支えがあったからです。
大学3年生から、独学や他大学の聴講で美術史やフランス語を学び始めてはいたものの、「入試に対応できるのか」「大学院進学後も通用するのか」という不安が常にありました。大学4年生の5月に昴に初めて相談したときも、秋入試には間に合わないかもしれないと悩んでいましたが、「秋に入りましょう!」と高橋先生に強く背中を押していただき、最後まで精を尽くすことができました。
研究計画書と提出する論文に関しては、高橋先生が一貫して見てくださいました。先生は「広げた風呂敷は畳めるから大丈夫」と、私の独創性や感性を尊重しながらも、論旨や論拠の明確化に丁寧に導いてくださいました。内容面だけでなく、語彙や表現、形式面に至るまで鋭いフィードバックをいただき、本番の面接では大学院の先生方からも研究計画書や論文を評価していただくことができました。
小論文対策では、最初に過去問を見たとき、「はたしてこれを書けるのか」と絶望的な気持ちになりました。しかし、昴の授業で、構成の立て方や具体例から考察への展開の仕方などを実践的に学び、格段に書きやすくなりました。また、毎授業後に気になったテーマや周辺知識をノートにまとめていたことも役立ちました。昴では本番と同じ時間帯に授業が行われるため、試験当日も落ち着いて臨むことができました。
英語に関しては、あまり時間が取れなかったため、9月まではターゲット英単語帳と授業の復習をきちんとやることにしていました。授業後は、重要語や構文をノートに整理し、音読で定着を図りました。9月以降は高橋先生の著書『詳解 大学院への英語』を用いて演習を重ね、実際に授業や教材で扱った表現が本番試験に出題され、とても役立ちました。
フランス語は、中島先生のオンライン講座とオーダーメイド講座を受講しました。中島先生の授業はテンポが良く、明るい雰囲気の中で、基礎から丁寧に教えて下さいました。また、面接でフランス語を使う必要があると相談した際には、音声を作ってくださったり、メールで質問をすると夜遅くでも迅速に対応してくださるなど、非常に親身にサポートしていただきました。
振り返ると、昴の先生方の大学院入試に精通した的確な指導、そしていつでも相談に乗ってくださる温かい姿勢なしでは、今の結果を得ることはできませんでした。高橋先生は受験のための勉強だけでなく、大学院で研究することはどういうことか、人文学を学ぶことの楽しさまで伝えてくださいました。昴で学んだことや、ここで出会った先生方の存在は、大学院に入学した後も生きる貴重な財産です。
もし、これから大学院受験を考えている方がいらっしゃったら、まずは一度、高橋先生に相談してみることを強くおすすめします。
このたびは本当にありがとうございました。

 

※一橋大学大学院言語社会研究科の合格者の方から、「合格者の声」をお寄せいただきました。まことにありがとうございます。いただいた「合格者の声」は一言一句変えず、掲載しております。(昴教育研究所事務局)

※下記リンクは同研究科の他の合格者の声です。ぜひ、あわせてご参照ください。

一橋大学大学院 言語社会研究科 合格者の声 3
一橋大学大学院 言語社会研究科 合格者の声 2
一橋大学大学院 言語社会研究科 合格者の声 1

 

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