一橋大学大学院 言語社会研究科合格者の声

一橋大学大学院 言語社会研究科の合格者の方から合格者の声をご投稿いただきました。一言一句変えず、掲載いたします。(昴教育研究所事務局)

 

大学院で学ぶことを志望する人は、機械的な詰め込みではなく、深く自由な学びの場を求めているのではないでしょうか。

私も大学受験の際は予備校に通い、その機械的かつ非人間的な「受かるため」の詰め込みを、これを乗りこえれば、とやり過ごしてきました。そもそもそのような勉強しか知りませんでした。

しかし、大学で素晴らしい教授にお会いできたおかげで、学ぶことは日々の生活と直結した、創造的で自由、自分の人生観まで変える力を持つものであると気がつき、大学院への進学を志望した際は、そのような受かるためだけの暗記に終始したくはありませんでした。

その時、見つけたのが昴です。結論から言いますと、文系大学院を志望する人は、予備校は昴一択ではないかと思います。昴は世界的に見ても珍しいのではないかと思う、ただの英語力や論述力だけではなく、その先にある専門まで教授してくださる場所です。イメージで言えば、大学の教授が個人教授をしてくださるような、単語暗記、時事問題、などのその奥にある核となる部分をガッと伝授してくださいます。

大学受験のように、受かるために自分を曲げていく勉強ではないことはもとより、高橋先生はそれぞれの個性を大切に、各々の興味を深めることを可能にした教え方をしてくださいます。私自身はもともと違う専攻から学士入学をして現在の専攻に移りました。以前の分野では最重要視されていた個性と独自性を常に求めていたため、よく言えば型にはまらない、悪く言えばとっ散らかったスタイルの持ち主で、現在の大学ではあまり評価をされず、自分には研究は向かないのかもしれないと大変に自信喪失していた際、高橋先生の授業に出会うことができました。

先生は私のスタイルを肯定して下さったばかりか、「そもそも論文とはなんなのか」「理論とはどう用いるのか」など、よく分からなかった根本的な問いかけに、大変わかりやすく先生の視点をお聞かせくださり、初めて納得がいきました。高橋先生は卒論・研究計画書をしっかりと準備させてくださるのみならず、過去の事例や先生のご経験から「ここで事前に聞けておいて本当によかった!」という受験や志望校に関する豊富な情報を教えてくださいます。

もともと間に合うはずがないと春入試のつもりでしたが、秋を薦めて下さったのも先生です。それ無くしては現在合格体験記を書いていることができませんでした。

最初に予備校を探した際は、心理学、数学などの違う分野の専門、または専門ではない小論文、といった文系の大学院の試験内容とはずれたものしか見つかりませんでした。小論文は役に立つものの、書かなくてはいけないのは専門の小論文。当然時間をかけるべきは時事問題ではなく専門の勉強です。

大学院の試験内容を見ても、「解けそう」と思うものが一つもないという状態で、個人での準備しかないのかと大変心もとなく思っていました。何度目かの検索で昴を発見することができ、こうして合格をいただけましたこと、心より感謝しております。

母がたまたまフランス語を勉強中で、わかりやすいと絶賛していた参考書の著者中島先生も昴の先生で、面白すぎる授業に母も非常に感謝しております。

昴は「これで料理しなさい」と規格栽培された野菜をただ渡すのではなく、種を蒔き、育てる過程を見守ってくださり、昴を卒業した後、来年も、再来年もまた自分で種から育てる技術が身に付く場所だと思います。このような素敵な学びの場が日本にあると知れただけでも、大きな心の支えになります。昴の皆様、本当にどうもありがとうございました。

(以上がいただきました「合格者の声」です。)

以上、一橋大学大学院、言語社会研究科の合格者の方からの「合格者の声」を掲載させていただきました。他にも大学院入試の合格者の方の体験記を多数掲載しております。ぜひあわせて、ご参照ください。(昴教育研究所事務局)

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