東大大学院、総合文化研究科合格者の方から、合格者の声をいただきました。
送られてきた原稿を一言一句そのまま掲載いたします。
【受講のきっかけ】
大学院を目指す理由は様々ですが、私は大学卒業後、そのまま院に進みたいと思っていました。しかし当時は家族からの反対があり、学費の目途もすぐに立たないので、とりあえず2~3年働いてみてから行こうと考えていました。そして仕事をする中で、元受講生だった知人に紹介されたのがきっかけで、昴への入学を検討するに至りました。
入学前に面談をして頂いたのは高橋先生だったのですが、写真をテーマにした卒論の内容に関心を持って下さったのをはじめ、自分の専門分野に対して明確なアドバイスを頂けるということがよくわかり、ここを受講して間違いないと感じました。
【筆記試験対策】
基礎的な授業も取ることで克服していこうと考えました。
過去にやっていたTOEICやTOEFLの勉強では、過去問を繰り返し解くことで点数が伸びていった経験があったので、院試の勉強でも同じように、まずは過去問を解くことを継続的にやってみました。特に繰り返して解いていたのは「院試問題演習」の過去問と、高橋先生の参考書です。わからない単語は別のノートに書き写し、そちらも繰り返しチェックしていくようにしました。
【論文対策】
入試では論文提出が必須だったのですが、大学院での研究テーマは卒論と方向性が若干違うので、1から執筆しました。日中は仕事のため、早朝と18時以降の時間をどうにかやりくりして完成させました。学生の時と違い、大学図書館にアクセスしずらいのは難点でしたが、Amazonなどを武器に頑張りました。また、高橋先生からも参考文献をその都度お貸し頂き、大変参考になりました。
【受講を考えている方に】
昴に入っていなかったらその目標は、確実にもっと先延ばしになっていたと思います。
土曜日は9時から17時半まで授業を入れていたので、最初はきつかったですが、(授業は大変面白かったのですが、集中力的にということです。)実際の試験時間は本当に長いので、通しの授業は少しも無駄になっていなかったどころか、試験時間に慣れておくのに最適な1日だったと今になって思います。
ただ私は、そのような試験に必要なトレーニングを超えたところに、昴の真の魅力はあると思います。それは、知的好奇心を他分野まで拡大させてくれる場所であることです。一例を挙げれば、私は授業中に聞いたジェンダー研究や文学研究、社会学領域の内容にとても刺激されました。また、例えば談話中に紹介された多和田葉子さんという作家を、私は恥ずかしながら今まで知らなかったのですが、とても面白い小説を書く方で、試験が一段落した今夢中で読んでいます。
受験を考えているみなさまに、より良い未来が訪れますように!