東京大学大学院 人文社会系研究科合格者の声 13

東京大学大学院 人文社会系研究科合格者の方から、合格者の声をご送付いただきました。ご送付いただいた原稿のまま掲載いたします。(昴事務局)

昴の高橋先生には、入試前年の夏期講座から、約6か月ご指導いただきました。

私が昴で受講した科目は、「英語院試問題演習」「論述対策講座」、そして研究計画書と卒業論文を「オーダーメイド講座」でチェックしていただきました。

以下、昴での受講内容や自身の学習について記します。

 

【一次試験:英語】 受講科目:英語院試問題演習

私は大学で英語学位プログラムに所属しているため、英語には日常的に触れている状態でしたが、英文和訳の試験問題に慣れるために昴では「英語院試問題演習」を受講しました。

本講座は、過去問を解いて提出し、授業で解説を受け、添削が後日返却されます。扱う過去問は東大の人文社会系以外にも教育学研究科や総合文化、一橋大学や早稲田大学といった他の大学院を含む問題が毎週出題されます。

幅広い分野の院試英語に毎週触れることができたこと、そして高橋先生の添削で加点・減点の評価や合格基準が示されたことが本講座を受講したうえで特に身になるものでした。

院試の英語対策は、本講座をメインとし、『院単―大学院入試のための必須英単語1800』にも目を通しました。

 

【一次試験:第二外国語(イタリア語選択)】

大学の所属学科では第二外国語が必須ではなく、大学4年間を通して第二外国語に触れていない状態だったため、自分自身で一番不安に感じていたのが第二外国語でした。

高校1年次にイタリアに1年間留学していた経験から第二外国語にイタリア語を選択しましたが、約5年間ブランクがある状態でした。

昴では現在イタリア語の講座がないため独学での勉強でしたが、高橋先生に東大の人文社会系における第二外国語の難易度や到達しておくべきレベルなどを教えていただき、大変参考になりました。

実際の対策としては、単語帳2冊と読解に多く取り組みました。

 

【一次試験:論述】 受講科目:論述対策講座

昴受講前に過去問を確認した時点で、専門科目や論述の出題テーマは幅広く、具体的な対策が浮かばない状態、かつ所属する英語学位プログラムにおいて日本語で論述を書く機会がなくブランクがあったため、昴の「論述対策講座」の受講はとても有意義なものでした。

本講座では、論述問題を解く上での基本的な構成例や文字数の目安、各大学院の専攻の傾向や設問種別毎の論点設定、そして過去問の解説など毎週異なる授業が行われ、授業後に課題(過去問)を提出し、後日添削が返却されます。

添削では評価とその理由が詳細に提示され、改善点や良い所の伸ばし方など非常に参考になるアドバイスをいただき、自分の論述を客観的な視点から考察することができました。

約6か月間、毎週過去問に取り組んだことは、本番での論述構成やタイムマネージメントに大きく役立ったと感じています。

 

専門科目の問題では専門用語を自分の言葉で説明できるように、志望分野の関連書物を通読しました。

 

【オーダーメイド講座その他】

出願時に提出する研究計画書、一次試験後に提出する卒業論文のどちらも「オーダーメイド講座」で高橋先生に内容を見ていただきました。

特に東大人文社会系の専門分野に造詣が深い高橋先生に、志望分野との関係性の上で論文を見ていただき、自分とは異なる視点から助言をいただいたことは、大変励みになりましたし、論文の推敲を重ねたことで自分の思考も深めることができたと感じます。

 

最後に、二次試験の対策として、高橋先生からは、私の提出卒業論文に対して口述試験で問われそうな質問ポイントをアドバイスいただきました。また、口述試験直前の私の細かな質問についても丁寧にご返信をいただき、感謝申し上げます。実際に、高橋先生の質問ポイントや自己想定Q&Aに近い質問がありました。また、先生からは過去の面接の形式についても情報を共有していただき、その心構えがあったため、実際の口述試験でも落ち着いて答えることができたと思います。

 

院試の情報は少なく、卒業論文の執筆と並行して院試対策をする孤独な戦いの中、高橋先生に的確にご指導いただき、合格を勝ち取ることができたと感じています。高橋先生、昴教育研究所の皆様に心より御礼申し上げます。

 

「合格者の声」は以上です。(昴教育研究所事務局)

他にも多くの東京大学大学院、人文社会系研究科合格者の方より、合格体験記をいただいております。あわせてご参照ください。

東京大学 人文社会系研究科、早稲田大学 文学研究科合格体験記

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東京大学大学院 人文社会系研究科合格者の声 11

 

東京大学大学院 人文社会系研究科合格者の方から、合格者の声をご送付いただきました。ご送付いただいた原稿のまま掲載いたします。(昴事務局)

合格体験記(東京大学大学院人文社会系研究科)

私が昴教育研究所の門戸を叩いたのは、大学院入試まであと3か月あまりに迫った時期でした。もともと、自力での大学院入試対策だけでは十分でないことも認識しており、入試情報なども入手して試験に臨むためには、ノウハウのある予備校や塾などの専門機関のサポートが必要ということを感じていました。また、仕事をしながら対策をしなければいけなかった社会人の私にとって、限られた時間や労力をいかに試験勉強に充てられるのかという点からしても、志望校の合格実績が顕著で、かつリーズナブルな昴教育研究所で学ぶことは合理的だったと思っています。

入塾前のカウンセリングの段階で、担当の高橋先生とは、自らのバックグラウンドやこれまでの経験、どんな研究をしたいのかも含めていろいろと話をさせていただきました。この時のカウンセリングで、先生から、かなり明確な方針と計画を示してくださったので、暗中模索状態だった私にとって、方向性がクリアになっただけでなく、頭の中が整理されていったことを鮮明に覚えています。出願まで2週間という短期間であることや、一次試験後すぐに卒業論文に相当する論文を提出しなければならないことなども踏まえて、研究計画書と論文にフォーカスしたオーダーメイド講座(全5回)を受講することになりました。

私が受験した東京大学大学院人文社会系研究科は、出願から入試まで3か月あることから、まずは出願に必要な研究計画書を2回の個別指導で仕上げて提出し、残りの個別指導はひたすら卒業相当論文に充てました。

そもそも私は、自身が卒業した学部の卒業要件が論文ではなく、試験形式だったので、卒業論文を書いたこともなく、ましてや社会人として現在扱っている文書や作成する資料はアカデミックなものではないため、様々な不安がありました。個別指導を通して、高橋先生に案をお見せしながら、先生と対話を進めて直していくという作業を繰り返し行いました。毎回、先生は、私の考えに丁寧に耳を傾けてくださり、さらに別の視点から問題提起をしてくださるので、より内容を深掘りすることができ、回を重ねるごとに論文の内容もすっきりとまとまっていきました。先生に心から感謝しているのは、的確なアドバイスだけでなく、論文の中では示し切れていなかったいろいろな考えを引き出してくださったことです。今思えば、ここでの先生との会話が、自分がどんな研究をしたいのか、その研究によって何を還元したいのか、ということを毎回考えることになっていたので、のちの二次試験の口頭試問にも応用できたと考えています。

ここで、一次試験の対策はどうだったかも補足します。昴で一次試験対策のための授業を受けることはなかったのですが、外国語試験の過去問の模範解答を見せていただいたり、個別指導の帰り際に、専門科目の過去問を高橋先生にお見せして傾向を伺ったりすることはありました。私が受験した専攻は、実際に教授にコンタクトをとっても、「入試説明会以上のことはお答えできません。」としか言われないので、過去問の変遷や比較に関する高橋先生からのコメントは心強かったです。また、入試期間中も、一次試験後、一次合格発表後、二次試験後にも先生とは連絡をとって、試験の様子や不安なども伝えていたのですが、そこでの先生の温かいお返事が次の試験の励みになっていたので、精神的にも非常にサポートしていただいたと思っています。

これから大学院入試に挑む方や、昴に入ろうか検討されている方にお伝えすることがあるとすれば、月並みではあるのですが、入試も含め試験は、戦略的に、傾向を知って対策することが成果を上げる近道だと私は考えていたので、昴で学ぶことを選んだということです。時間にも労力にも限りがある中で、いかに効率的に合格に近づくのかという点は一番重要だと思っています。そしてそれだけではなく、コロナ禍での入試という特殊な環境下でのナーバスな状況に置かれる中で、これまでの経験を踏まえて惜しみなく様々なことを丁寧に伝授してくださり、寄り添ってくれる先生方が味方でいてくださることは非常に大きいことだと思います。

私自身、大学院に進むことはスタートにすぎず、これからの研究をいかに深めていって、還元していくかが大事なことですが、昴で先生からの教わったことや多様な観点をこれからも生かしていきたいと考えています。

最後になりましたが、この場をお借りして、合格まで導いてくださった高橋先生をはじめ、昴教育研究所の皆様に心より御礼申し上げます。

 

「合格者の声」は以上です。(昴教育研究所事務局)

他にも多くの東京大学大学院、人文社会系研究科合格者の方より、合格体験記をいただいております。あわせてご参照ください。

東京大学 人文社会系研究科、早稲田大学 文学研究科合格体験記

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東京大学大学院 人文社会系研究科合格者の声 12

東京大学大学院 人文社会系研究科合格者の方から、合格者の声をご送付いただきました。一言一句変えずに掲載いたします。(昴事務局)

社会人になって十数年。ふとしたきっかけからかねてより興味のあった分野を勉強したいと思い、その分野の専攻がある東京大学大学院人文社会系研究科を受験しようと、今思うと突然、謎に決心しました。

募集要項を取り寄せてみると試験日は翌年の1月、そのとき既に9月中旬で、願書や研究計画の〆切まであと数週間という状態でした。さすがに無謀かと諦めようとしたとき、偶然に昴のホームページが目に入りました。そこで予備校という手もあるのかと気付き、勢いで入学説明の面談を申し込みました。後から考えるとここが合格への大きな分岐点だったと思います。

面談で高橋先生とお話しし、即入学することを決めました。詳しい内容は覚えてないのですが、合格までに何を対策すればよいのか、という道筋が明確だったからだと思います。

結果、私が受験に必要だった科目に対応した講座を受講しました。そこからは平日は毎日仕事があり育児もある中で試験対策もする生活になったため、それなりに大変ではありましたが、何とか合格まで漕ぎつけることができました。

同じように社会人から大学院を目指す方の参考になればと思い、昴での受講内容や自身の学習方法を振り返ってみたいと思います。

【英語:一次試験】 昴受講科目:院試問題演習

英語は大学受験以来遠ざかっていたため、ここが一番不安でした。また、試験は英文和訳の問題のため、どの程度訳せていれば合格基準に達するか、どこが減点ポイントになるかの判断しづらいため、一人で学習するのは限界がありそうだと感じていました。昴の授業では、過去問を解いて提出し、授業で解説を受け、添削が返却されるというサイクルを毎週繰り返すことになります。添削で加点理由・減点理由が丁寧にコメントされ、受講者全体の平均点や合格基準目安も明示されているため、どこができるようになればいいか、自分の実力がどの位置にいるのかが分かるのが非常に大きかったです。授業内容も分かりやすく、文構造や文法の解説があり、頻出すると思われる構文や文法等はある程度覚えることができました。

ただ、とにかく英単語熟語の基礎知識が無かったため、昴以外の学習として「英文標準問題精構」を購入し、例文を和訳しながら知らない単語を一つずつ覚えていくという方法を取りました。大学受験時のようにまとまった時間が取れないため、なるべく毎日数問は解くようにして、少しずつ継続して記憶を蓄積することを意識しました。他には、高橋先生の著書である「詳解大学院への英語」で授業内容の確認も行い、なるべく一度学んだ内容を忘れないように学習を進めました。

【論述:一次試験】 昴受講科目:論述対策講座

論述は過去問を確認する限り出題テーマの振れ幅が大きく、これも対策が立てにくいと感じていました。また、どのくらいの文字数を書けばいいのか、どういう形式で書くのかもイメージできない状態でした。昴の授業では、毎週提出する過去問の添削に加えて、授業では論述問題を書く際の基本的な構成例や文字数目安、設問種別毎の論点設定例等の解説がありました。添削では、A~Eの評価とその理由が詳細に書かれており、自分の書いた文章が合格レベルにあるのか、また達するにはどのような点に気をつければいいのかが理解できました。論述対策は昴の授業のみで十分かなと感じ、それ以上の対策も思いつかなかったため、特別自身で学習はしませんでした。その中で意識したこととしては、過去問で全く予備知識の無い出題が出た場合は、事前にWeb等でざっと調べて知識をつけてから問題を解くようにしました。もちろん試験当日は予備知識の無い問題が出てもそのまま立ち向かうしかないのですが、あくまで学習段階と割り切り、インプットとアウトプットを順に行うことで学習効率を高めるように意識しました。

【卒論に代わるレポート:二次試験】 昴受講科目:オーダーメイド講座(個別指導)

レポートは書こうとしている内容の大枠はあらかじめ決まっていたのですが、志望する専攻の研究テーマとして相応しいのか不安がありました。個別指導でテーマ設定の方向性が問題無さそうか、他に参考となる文献は無いか、足りない視点はどこか等、具体的にアドバイスをいただきました。昴では高橋先生から幅広い知識から助言をいただけ、また志望専攻の過去の合格実績も豊富であるため、安心感をもって記載内容の検討や参考文献の収集を進めることができました。提出直前期には、一旦書き上げたレポートに文章表現や記載を厚くし方がいい部分等を詳細に指導いただけて、そこから仕上げまでもっていくことができました。また、レポート提出後に面接の試験もありましたが、面接の想定問答の相談もできたので、当日も慌てることなく対応ができたと思います。

全受講科目を通じて、特に社会人にとって昴の授業が有効だと感じる点は、自分の中で「基準ができる」ということだと思います。社会人は時間が限られている中、どこまで力を伸ばせば合格するのかが全く見当がつかないまま学習を進めるのは難しいことだと思います。その点、昴は各講座で丁寧な添削や個別指導を通じて自身の今の力量が把握できるため、どの試験科目の学習に重点的に時間を割くべきなのかを見極めやすく、学習効率が上がりやすいと感じました。

また、個人的に社会人の大学院受験で重要だと感じることは、「前倒しで準備を進めること」と「諦めないこと」の2点です。

「前倒しで準備を進めること」は、社会人は仕事や家庭の影響で計画通りに学習を進めることができないケースが生じやすいと思います。私の場合も、9月~11月頃までは順調に学習を進めることができたのですが、12月~1月は仕事が忙しくなり、またタイミング悪く流行り病で一家全滅の事態に陥り試験前の追い込み期間に学習ができない状態になってしまいました。

「諦めないこと」は、そんな状況もあり、試験直前はかなり諦めモードになっていました。一次試験当日も直近の数か月に学習が進められなかったので受かる自信をもつことができず、試験に行くかも直前まで迷っていました。(結局妻にどやされて行きました。)

また、一次試験の後に二次試験であるレポートの提出もあったのですが、これも一次試験が終わった時点で、構想や参考文献の準備は終わっていたものの、レポートとしては一文字も書けていない状態でした。一次試験も手応えが十分だったとは言えず時間も迫っていたため、これも書くか相当迷いましたが、一次試験に受かっていたときに後悔すると思い、完成は〆切当日になりましたが(妻にどやされて)何とか書き上げました。

このような状態でもなんとかなったのは、早めの段階である程度学習を進められており、また昴の授業の受講だけは毎週継続していたからだと思います。また、レポートも高橋先生の助言もあり早い時点で構想固めや文献調査は進めることができていたので、直前でも仕上げることができたと思っています。極端な例ではあるかもしれませんが、社会人は早め早めで準備を進めることと、どんな状態になっても諦めず試験は受けに行くことが大事と感じています。

いずれにせよ、昴との出会いが無ければとても合格までたどり着くことはできなかったと思っています。最後になりますが、英語・論述・個別指導をいただいた高橋先生、本当にありがとうございました。

(合格者の声は以上です。)

東京大学大学院、人文社会系研究科の合格者の方からの「合格者の声」を掲載させていただきました。

他にも多くの同研究科合格者の方より、合格体験記をいただいております。あわせてご参照ください。

東京大学 人文社会系研究科、早稲田大学 文学研究科合格体験記

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北海道大学大学院 文学研究科合格者の声

北海道大学大学院 文学研究科の合格者の方から合格者の声をご投稿いただきました。一言一句変えず、掲載いたします。(昴教育研究所事務局)

もともと英語に苦手意識があり、専門科目に比べて勉強が楽しくないなと感じていました。これは、おそらく大学受験の受験期に塾に通っておらず、英語の勉強の仕方をよくわかっていなかったからだと思います。ですが、昴の授業を通して、英語の勉強の楽しさや勉強の仕方を知ることができました。

院に入って、10か月が経過しますが、英語を使う機会はとても多いです。例えば、私が通う大学院には、世界の第一線で活躍する優れた教育研究業績や活動歴を有する研究者に英語で授業をしていただくHokkaido Summer Instituteがあります。私は、このプログラムの授業に参加し、英語で海外の先生や学生とコミュニケーションを取ったり、レポート執筆やプレゼンを行ったりしました。特に、海外の学生とペアを組んで、口頭やメールでディスカッションをして準備をし、プレゼンを行うのがとても大変でしたが、良い経験になりました。また、統計ソフトウェア R を用いて分析を行っているのですが、自分が行いたい操作が日本語で説明されていない場合、英語で書かれた説明文を読んで、R の技術を習得してきました。さらに、日本語の論文を執筆最中なのですが、英語のアブストラクトを執筆するときや、英語のネイティブの院生にその校閲を依頼するメールを書くときにも、英語を使いました。

このように、院に入ると、学部の時以上に英語を使う機会が増えました。そのため、昴の授業を通して、英語への苦手意識を減らすことができたことが、私にとって大きなターニングポイントになったように感じています。自身は、第一志望校には入ることができなかったのですが、今では、自身が所属する大学院での生活は、より大きなチャンスをもらえていると感じております。

半年という短い期間でしたが、高橋先生には、とてもお世話になりました。これからも試される大地にて、英語を含めて、研究活動や勉学に勤しんでいきます。

(以上がいただきました「合格者の声」です。)

以上、北海道大学大学院、文学研究科の合格者の方からの「合格者の声」を掲載させていただきました。他にも大学院入試の合格者の方の体験記を多数掲載しております。ぜひあわせて、ご参照ください。

合格者の声一覧

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一橋大学大学院 言語社会研究科合格者の声

一橋大学大学院 言語社会研究科の合格者の方から合格者の声をご投稿いただきました。一言一句変えず、掲載いたします。(昴教育研究所事務局)

 

大学院で学ぶことを志望する人は、機械的な詰め込みではなく、深く自由な学びの場を求めているのではないでしょうか。

私も大学受験の際は予備校に通い、その機械的かつ非人間的な「受かるため」の詰め込みを、これを乗りこえれば、とやり過ごしてきました。そもそもそのような勉強しか知りませんでした。

しかし、大学で素晴らしい教授にお会いできたおかげで、学ぶことは日々の生活と直結した、創造的で自由、自分の人生観まで変える力を持つものであると気がつき、大学院への進学を志望した際は、そのような受かるためだけの暗記に終始したくはありませんでした。

その時、見つけたのが昴です。結論から言いますと、文系大学院を志望する人は、予備校は昴一択ではないかと思います。昴は世界的に見ても珍しいのではないかと思う、ただの英語力や論述力だけではなく、その先にある専門まで教授してくださる場所です。イメージで言えば、大学の教授が個人教授をしてくださるような、単語暗記、時事問題、などのその奥にある核となる部分をガッと伝授してくださいます。

大学受験のように、受かるために自分を曲げていく勉強ではないことはもとより、高橋先生はそれぞれの個性を大切に、各々の興味を深めることを可能にした教え方をしてくださいます。私自身はもともと違う専攻から学士入学をして現在の専攻に移りました。以前の分野では最重要視されていた個性と独自性を常に求めていたため、よく言えば型にはまらない、悪く言えばとっ散らかったスタイルの持ち主で、現在の大学ではあまり評価をされず、自分には研究は向かないのかもしれないと大変に自信喪失していた際、高橋先生の授業に出会うことができました。

先生は私のスタイルを肯定して下さったばかりか、「そもそも論文とはなんなのか」「理論とはどう用いるのか」など、よく分からなかった根本的な問いかけに、大変わかりやすく先生の視点をお聞かせくださり、初めて納得がいきました。高橋先生は卒論・研究計画書をしっかりと準備させてくださるのみならず、過去の事例や先生のご経験から「ここで事前に聞けておいて本当によかった!」という受験や志望校に関する豊富な情報を教えてくださいます。

もともと間に合うはずがないと春入試のつもりでしたが、秋を薦めて下さったのも先生です。それ無くしては現在合格体験記を書いていることができませんでした。

最初に予備校を探した際は、心理学、数学などの違う分野の専門、または専門ではない小論文、といった文系の大学院の試験内容とはずれたものしか見つかりませんでした。小論文は役に立つものの、書かなくてはいけないのは専門の小論文。当然時間をかけるべきは時事問題ではなく専門の勉強です。

大学院の試験内容を見ても、「解けそう」と思うものが一つもないという状態で、個人での準備しかないのかと大変心もとなく思っていました。何度目かの検索で昴を発見することができ、こうして合格をいただけましたこと、心より感謝しております。

母がたまたまフランス語を勉強中で、わかりやすいと絶賛していた参考書の著者中島先生も昴の先生で、面白すぎる授業に母も非常に感謝しております。

昴は「これで料理しなさい」と規格栽培された野菜をただ渡すのではなく、種を蒔き、育てる過程を見守ってくださり、昴を卒業した後、来年も、再来年もまた自分で種から育てる技術が身に付く場所だと思います。このような素敵な学びの場が日本にあると知れただけでも、大きな心の支えになります。昴の皆様、本当にどうもありがとうございました。

(以上がいただきました「合格者の声」です。)

以上、一橋大学大学院、言語社会研究科の合格者の方からの「合格者の声」を掲載させていただきました。他にも大学院入試の合格者の方の体験記を多数掲載しております。ぜひあわせて、ご参照ください。(昴教育研究所事務局)

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東京大学大学院 総合文化研究科合格者の声

東大大学院 総合文化研究科の合格者の方から合格者の声をご投稿いただきました。一言一句変えず、掲載いたします。

私は2022年度の東京大学大学院総合文化研究科に合格しましたが、大学院受験を決意したのは前年10月で、もともとは2023年度の院試を目指すつもりでいました。そのため2023年度に向けて、少し早いかな、と思いつつも昴教育研究所に連絡をとり、高橋先生と面談をさせて頂きました。面談では院試に提出予定だった論文の内容や研究計画について説明しましたが、もう来年(2022年度)受けてみたら?と高橋先生よりご提案を頂き、早速受講を開始しました。講座自体はもちろんのこと、このようなアドバイスを頂いたことにも大変感謝しております。

私が受講した講座は「英語 院試問題演習」「英語 ライティング」「論述対策講座」の3つと、個別に論文・研究計画書の添削をお願いしました。いずれの講座も院試対策としてだけでなく、語学力、専門知識の向上に有用なものでした。以下、簡単にではありますが、各講座の感想を記載させて頂きます(今後はどうなるか分かりませんが、私が受講していた時期はコロナ禍のためオンライン講座でした。また院試も会場受験ではなく、家で課題に取り組みネット提出、面談はオンラインという形式でした。)。

*なお大学院志願者、とくに社会人の方は語学力、バックグラウンドが様々だと思いますので、参考までに志願時点の私の情報を記載させて頂きます。私は4年制大学を卒業してから数年後より通信制大学に通い始め、大学院での専攻に関連する専門科目を学びました。院試でも、通信制大学で執筆した卒業論文をそのまま提出しています。英語についてはTOEFL iBTのスコアでいうとReadingが27、Writingが18という状況でした(第二外国語は私の専攻では不要でした。)。

  • 英語 院試問題演習

「英語 院試問題演習」は院試で出題された過去問に取り組み、提出した解答を先生に採点頂くとともに解説を聞くという流れでした。正直に申し上げると受講する前は、英文なんて無数にあるし演習して効果はあるんだろうか、結局たくさん読んで慣れるしかないのでは…という思いがありました。ですが、受講してすぐにそのような考えは誤りだったことに気付かされました。小説などは違うかもしれませんが、学術的な文章は用いられる表現が似通っているので、そこを集中的に学ぶことで確実に読解力は向上します。とくに重要表現は一回きりではなく、類似したものや少しひねったものを続けて課題として出して頂いたおかげでしっかり定着させることができました。また出題箇所以外の英文に関する解説も詳細に記載頂いており、語彙力を増やすのにも有用でした。さらに課題ごとに最高点や平均点を出して頂けたので、自分の立ち位置が分かり、次はより良い点数をとろうというモチベーションにつながりました。

  • 英語 ライティング

受講前の面談では「英語 院試問題演習」「論述対策講座」は必須、「英語 ライティング」はオプション、というような説明を受けましたが、私にとってはこの講座がもっとも有用でした。和文英訳は英文和訳以上に他人からのフィードバックがないと上達することが難しいと思います。その点、提出した課題に対して文法などの誤りは当然のことながら、より適した単語や文章構成についてもご教示頂き、表現の幅を広げることができました。こういった技術的な話のほか、英文を書くときの考え方についても学ぶことができました。英語と日本語は一対一ではないということは頭では分かっていても、英文を書くことに慣れていないと、どうしても日本語から英語に直訳しがちで英語として不自然な文章になってしまいます。私はまだまだ修行が足りませんが、この講座を通じて英語を書くコツみたいなものを少しつかめたように思います。

  • 論述対策講座

この講座では自分が受験する大学院の過去問を解き、それを先生に添削頂きました。ほかの方の合格体験記でも書かれていますが、この添削に付けられているコメントの量が毎回千字程度とすごい量です。先生の専門外の内容であっても鋭いコメントを頂けるので、その知識量にも驚かされます。こういった先生からのフィードバックによって論述の構成力などの向上につなげられるのですが、まずその前提として文章を書く、という作業自体が重要なことだと思います。これまで書籍等を通じて学んできた学説等を自分で説明しようとすると上手く説明できないことがあります。このような曖昧な知識を文章化することで、本当に自分のものにできたと実感することができます。また頭の中で考えていた研究につなげられそうなネタを試しに書いたこともありましたが、いざ文章に起こしてみるとロジックが破綻していることに気付きそれらを修正することもありました。論述対策講座は毎週結構な量の文章を書く必要があり負担は大きかったのですが、単に文章を書くスキル以上のものを得ることができたと感じています。

上記講座のほか、論文・研究計画書の添削では、その内容について先生も一緒に悩んで頂き、忌憚なきご意見を頂いたことで自分の考えを整理することができました。またそれ以外にも、面談やメールにて院試自体についてもお伺いすることができ、安心して院試に臨むことができました。昴教育研究所での受講は半年間と短いものでしたが、院試合格だけでなく、その先へとつながる力も頂けたと思います。最後になりましたが、本当にありがとうございました。

(以上、いただいた「合格者の声」です。)

東大総合文化研究科、別の合格者の方の体験記です。あわせてご参照ください。

東京大学 総合文化研究科・京都大学 文学研究科・早稲田大学 文学研究科合格体験記

東京大学 総合文化研究科合格体験記 1

東京大学 総合文化研究科合格体験記 2

東京大学 総合文化研究科合格体験記 3

東京大学 総合文化研究科合格体験記 4

東京大学 総合文化研究科合格体験記 5

東京大学 総合文化研究科合格体験記 6

東京大学 総合文化研究科合格体験記 7

東京大学 総合文化研究科合格体験記 8

東京大学 総合文化研究科合格体験記 9

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合格者の声一覧

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東京大学大学院 教育学研究科合格者の声

東大大学院 教育学研究科合格者の方から合格者の声をお寄せいただきました。一言一句変えず、掲載いたします。(昴教育研究所事務局)

今回、大学院試験を無事合格できたのは、昴教育研究所、そして高橋先生のおかげです。本当にありがとうございます。
私が合格するまでの勉強方法の軌跡を記載しますので、今後、大学院受験をされる皆さまの参考となれば幸いです。

■背景

まず、私は他大学部卒業からすぐに大学院に進学したわけではなく、一度企業に勤めてからの受験・進学となります。就職した当初から進学する意思は持っており、2020年に受験しようと思っていたのですが、新型コロナの影響で業務量が多くなったこともあり2021年に受験を延期しました。そして、本格的に勉強に集中したのは2021年6月に入ってからです。
すでに4月から授業は始まっていたのですが、5月31日までは業務に忙殺されており、思うように時間はとれていませんでした。6月からは、企業のご厚意もあり、雇用形態を変えることで勉強時間を確保するようにしました。
正直かなり危険な道ではあったのであまりお勧めしません。できれば、勉強時間は早め早めに確保できるようにしておいた方がよいと思います。また、研究や勉強の方向性を6月以前に具体的に決めていたことが、遅れを緩和することになったのかなと思っています。

■英語の勉強

お恥ずかしながら、私は英語が苦手です。そのため土台作りからしっかりと行うことに努めました。

〇院試問題演習

院試問題演習では、はじめのころはボーダー以下の時もありました。もちろん合格基準はあくまでの参考となりますが、自分が今どこの位置にいるのか、どれくらい成長できているのかを測るのに活用できるかと思います。

〇その他基礎演習

こちらも、春学期・夏学期は必ずすべて受講しました。大変ではありますが、特に英語が苦手と感じる人は、まず全訳を行ってから、一文ごとに合っているか精査すると良いと思います。一見すると「そんなに難しくないかも」と思う英文も、意外と間違って和訳していることが多いです。

こうした、忘れていた部分や大事なところだけど知らなかった部分を、しっかり穴埋めしていくことが大切かと思います。

〇使用した教材

塾で用意された教材以外には下記を使用しました。

・院単:大学院入試のための単語1800
・詳解 大学院への英語
・研究分野に関する英文資料(余裕があるとき)

院単で単語の穴埋めを行い、基礎を固めました。また、「詳解 大学院への英語」は高橋先生の書籍ですが、こちらも塾の受講と並行して全訳をしながら「英文を和訳する力」を養成しました。
後は受験内容によるため、一概には言えませんが、研究分野に関する英文を流し読みし、単語や概要をつかんでおくと良いと思います。
先述したように、学生のころから英語が不得手でしたが、先生には、なるべく根拠や理由を併せて解説していただけましたので、理解しやすく、また定着しやすかったです。

言語なので覚えることしかない部分もあるのは事実ですが、今まで受けてきた英語の授業と比べて「とりあえず覚える」というのは少なかったです。おかげで、今まで納得がいかない部分も根拠を併せて理解することができ、英語に対するアレルギーのようなものも軽減されました。

■専門科目

実は、出題分野についてはあまり知らないことも多く、受験期間で固めていきました。

〇論述講座

論述講座は、「アウトプットの機会」としました。
そのため、インプットを自分でしっかり行い、それが「しっかりと論述問題に反映できるか?」を意識して取り組みました。先生からのフィードバックでは、足りない部分や自身の強みを意識することができ、受験に向けて自信をつけることができました。

論述といった論理的思考や相手に伝えたいことを伝えるという能力は、自分だけで行っていても限界があるため、こういった講座を受けることは非常に重要かと思います。

〇インプットの方法

インプットの方法については、研究科によって違うかと思いますが、私が行ったのは下記です。

・研究室に所属する先生の書籍・論文を精読
・法律や実践状況における現在までの変遷を確認(文部省の資料等で)
・わからない単語や、関連語句のリストアップと暗記

やみくもにインプットしても範囲が広すぎるので、過去問で方向性を確認しながら、「なぜこの問題が聞かれているのか」という観点から、身に着けるべき知識や、それに対する自身の意見を明確にしました。「どのようなことを聞かれているのか」は、先述の論述講座でもご教示いただけます。

■2次試験

こちらは、正直参考になるものはお話しできないです。
研究計画書をしっかりと作成すること*はもちろんのことですが、面接ではそれでも鋭い質問もいただき、正直落ちたかもと思っていました。
私は1次試験の準備に時間をかけてしまったのですが、今後受験される方は、想定問答や面接の練習を行うかと良いかと思います。
(私は幸いにも、業務の経験が上手く生きた、としか言いようがありません。)

尚、オンラインでしたが、服装はスーツで臨みました。

*研究計画書の作成については、高橋先生に多大なご協力をいただきました。自身の考えを明確に伝えられる構成づくりや、基本的な部分をご確認いただくことで、少ない文字数制限の中でも納得できる計画書を作成することができました。

■最後に

正直、大学院試験は一人で行おうとすると、基準もわからずどうすればよいのか、果たしてこの方向でよいのか、不安になることは多くあると思います。今回、昴教育研究所で勉強することで、私はそうした不安を払拭することができました。

もしご覧いただいた方の中で、大学院受験でこうした迷いがある場合は塾を利用することは有効な手段であるかなと思います。

長々と書いてしまいましたが、ご覧いただきありがとうございます。
本文が少しでも参考になれば幸いです。

以上、東大教育学研究科、合格者の方からの「合格者の声」を掲載させていただきました。以下、同じ研究科の方の合格者の声です。ぜひ、あわせてご参照ください。(昴教育研究所事務局)

東京大学 教育学研究科合格体験記 1

東京大学 教育学研究科合格体験記 2

東京大学 教育学研究科合格体験記 3

東京大学 教育学研究科合格体験記 4

東京大学 教育学研究科合格体験記 5

東京大学 教育学研究科合格体験記 6

東京大学 教育学研究科合格体験記 (勉強法を中心に書いていただきました)

「合格者の声」一覧のページと、昴のトップページのリンクは以下です。

合格者の声一覧

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東京大学大学院 総合文化研究科合格者の声

東大大学院 総合文化研究科の合格者の方から合格者の声をご投稿いただきました。一言一句変えず、掲載いたします。

この度、おかげさまで東京大学大学院総合文化研究科に合格させて頂きました。私の場合は、職務に関連した事柄を学術的な立場で研究したいという思いから、大学院受験を考え始めました。長らく学びの場から離れていた身としては、受験勉強そのものが暗中模索の状態でしたが、幸いウェブで高い評価を得ている昴を見出し、高橋先生の門を叩くこととなりました。

高橋先生との最初の面談で、研究テーマと1年間の受験計画であることを述べたところ、親身に相談に乗って頂き、“頑張れば半年で合格できるかも”と背中を押して貰えました。以降、本科生として社会人生活と受験生生活をDualで歩むことになりました。できるだけ多くの英語講座、そして論述対策講座を受講しましたが、ちょうどコロナ禍で授業がWEB配信になったことが幸いし、時間の融通が難しい社会人にとっては非常に助かりました。

講義は単なる試験解法のテクニックを教えるのではなく、様々な本の紹介を通して院試に臨むものとして身につけておきたい教養のレベルを示唆頂き、受験対策授業に収まらない面白さもありました。もちろん、返却される答案も毎回丁寧に添削いただき、これをノートに貼り付け、受験前に何度か見返しました。提出論文についても重要な指摘を多く頂き、先生のサポートがなければ合格は覚束なかったと思います。講義以外では先生の著書である「詳解 大学院への英語」を3回繰り返すとともに、英検1級対策の単語帳も併用して語彙習得に努めました。

今回はコロナの影響から急遽入試方式が大きく変わり、結果的に提出論文の比重が高まったと感じます。(語学試験は面接時に行われました。) おそらく、暫くは入試方法の試行錯誤が続くと思いますが、形式の変更があっても求められる能力は変らないはずです。ぜひ昴を信じて、合格を勝ち取られることをお祈りします。

(以上、いただいた「合格者の声」です。)

※ 2021年度入試(試験実施2021年1・2月)の受験者の方の合格者の声です。

東大総合文化研究科、合格者の方の別の体験記です。あわせてご参照ください。

東京大学 総合文化研究科・京都大学 文学研究科・早稲田大学 文学研究科合格体験記

東京大学 総合文化研究科合格体験記 1

東京大学 総合文化研究科合格体験記 2

東京大学 総合文化研究科合格体験記 3

東京大学 総合文化研究科合格体験記 4

東京大学 総合文化研究科合格体験記 5

東京大学 総合文化研究科合格体験記 6

東京大学 総合文化研究科合格体験記 7

東京大学 総合文化研究科合格体験記 8

「合格者の声」一覧のページと、昴のトップページのリンクは以下です。

合格者の声一覧

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東京大学文学部(学士入学)合格者の声

東大文学部(学士入学)合格者の方から、合格者の声をご送付いただきました。一言一句変えずに掲載いたします。

合格体験記

私が志望校に合格することができたのは、昴教育研究所のおかげです。一般入試と異なり、編入学試験にまつわるノウハウはあまり世に出回っていないため、受験を決めた当初は不安だらけでした。そんな中、昴の講義は試験対策の「枠組み」を明確化していくのに大変役に立ちました。枠組みとは、自分がどういった勉強をどのくらいするべきなのか、という目安です。この枠組みの確立は、独習者にとって最大の難所なのではないでしょうか。昴の講義を受けながら、自分の勉強の軸をハッキリとさせていったことが、合格の最大の要因であったと今振り返って思います。

以下、各科目の学習方法や留意した点などです。

1.論述
昴の論述対策講座では、論述試験における採点の基準や気をつけるべきポイントを教えて頂けます。自分の答案を添削して頂いたり、講義で様々な専門分野の問題に触れたりすることで、何が「良い」答案なのかという基準が、多角的に見えてきます。中でも、自分の書いた文章を添削して頂く機会は貴重です。やはり自分が書く文章というのは、自分の中の一種の必然性から生み出されているので、後に一人で読み返しても、その文章の中から欠けている点を見つけるのは難しいと思います。そのため、答案添削により、一人では気づかなかった点や、自分の文章の癖などを明らかにすることができました。
具体的な対策としては、論述に使える「ブロック」を沢山作り、なるべく暗記しました。論述試験では、自分の学問の知識をベースに、答案を構築することが求められます。つまり、まず肝心なのは、自分の知っていることを適切にアウトプットする能力です。私は、論述で使えそうな知識(例えば一つの学説)を、一つの段落としてまとめて、その「ブロック」を沢山作り覚えていくことを心がけました(英語ですが、この動画を参考にしています:https://youtu.be/-46Vyiwat_Y)。分野にもよりますが、論述試験の問題は不確定性が高いので、自分の手札を増やすことで安心して試験に臨めると思います。もちろん、用語解説問題の対策としても、この手法は有効です。
テクニカルな点としては、吉岡友治さんの『シカゴ・スタイルに学ぶ論理的に考え、各技術』が大変参考になりました。

2.英語
英語は元々得意な科目だったのですが、高橋先生のご著書『大学院への英語』の問題を解いていくと、自分の英文把握の曖昧さに気付かされました。対策としては、『大学院への英語』や演習の講義に取り組むことで、英文和訳の型を少しずつ身につけ、ミスを減らすよう努めました。
致命的になるのは構文の把握ミスなので、単語を完全に網羅する必要は無いのですが、それでもやはりアカデミックの世界に頻出する単語は覚えておくに越したことはありません。TOEFL iBTの単語帳に載っているような初級〜中級クラスの単語は、一通りチェックしておくのが良いのではないでしょうか。ボキャブラリーを増やすことで、構文の類推も楽になります。

3.フランス語
フランス語は、学生時代からの蓄積に頼りつつ、中島先生の講座で院試に頻出する表現を覚えていきました。院試に出てくるフランス語の文章のテーマは、英語と比べて抽象度が高いことが多いので、文をしっかりと見極め意味を見失わないことが重要です。詩的な表現やメタファーが突発的に現れるため、構文はもちろんのこと、基礎的な単語をしっかりと押さえておく必要があると思います。
単語対策として、白水社の『準1級・2級必須単語帳』は繰り返し使用しました。さらに、持っていた辞書(『プログレッシブ仏和辞典』)の赤字見出しとなっている基礎単語3000語の中から、知らない単語とその例文を抜き出し、単語帳を自作しました。お持ちの辞書にもよりますが、この方法は比較的コスパが良いので、どのレベルの学習者にもお勧めできると思います。網羅的なフランス語の単語帳、特に中上級者向けの単語帳は少ないので、最終的には辞書が一番頼りになりました。

(以上、お寄せいただいた「合格者の声」です。)

※ 以下は別の東大学士編入合格者の方の体験記です。あわせてご参照ください。

東京大学 文学部(学士編入試験)合格体験記 1

東京大学 文学部(学士編入試験)合格体験記 2

東京大学 文学部(学士編入試験)合格体験記 3

東京大学 文学部(学士編入試験)合格体験記 4

「合格者の声」一覧のページと、昴のトップページのリンクは以下です。

合格者の声一覧

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東京大学大学院 総合文化研究科合格者の声

東大大学院 総合文化研究科の合格者の方からまたまた合格者の声をご投稿いただきました。一言一句変えず、掲載いたします。

―――
外部大学から企業就職、退職後に東大総合文化への進学です。同じ条件の方の参考になれば。

【入塾を決めるまで】
大学院の受験を考え始めたのは、受験年度の8月初め頃でした。一次試験が翌1月末~ですから、期間は約半年。受験勉強や退職に伴う手間を考えると、仕事を続けるか進学するかの判断だけは急がねば、という心持でした。

ただ、東大以外の大学出身ということもあって、志望した総合文化研究科のことも当初はよく分かっていませんでした。とりあえず文学部(人文社会系)の過去問を買ってきたものの、自分の行きたい専攻のページがなく、呆然としてしまったことをよく覚えています。総合文化の過去問もようやく生協の通販で購入できましたが、中を読んでみて英語も第二外国語も意味がほとんど取れず、専門科目の論述に関しては何をどう書けばよいのかも分からない状態でした。

ようやく自習ではどうしようもなさそうだ、と気づいて書店やインターネットで情報を集めていたところ、この昴のホームページにたどり着きました。今ご覧いただいている皆さんと同じように合格者の声を読んでいるうちに、「これなら…!」となり、さっそく面談の機会を設けていただきました。

面談でお会いした高橋先生(この後ずっとお世話になるわけですが)は当初、英語の先生とうかがっていましたので、持ち込んだ卒論をお見せしたところ、論文の分野の専門知識や考察、疑問点などをすらすらと、まるで湯水のように、挙げられていて大変に驚かされました。塾の先生は受験のテクニックを教えるもの、との思い込みがあったので、個別の研究範囲にまで踏み込んで親身にお話ししてくださるのは、とても新鮮に感じました。

くよくよ色々と考えていたのが、この面談で退職、入塾、進学まで一気に踏ん切りをつけられたのは気持ちとして大きかったです(9月から入塾、有給を消化して9月末に退職)。

もし、入塾するかどうかお悩みのようでしたら、まず面談で雰囲気を確かめてみる、というのもいいかもしれません。私がお会いした感触では、ですが、最初の面談の時の先生の話しぶりや論文への指導の仕方は、その後の講義や論文添削の雰囲気とおよそ一緒のものでした。

【塾でのこと、試験対策について】
〇英語
総合文化の英語は英→日訳と日→英訳の記述問題がメインなので、地道に「読んで訳す」をひたすら繰り返すのが一番の近道のように感じます。ただ、出題される文章が人文系の背景知識を必要とするものが多く、倒置や省略など文法の理解もかなり問われるので、単語を何となく訳出して出来上がった文章が正解とかなりかけ離れている、ということがままあります。

高橋先生は『詳解 大学院への英語』という「院試ど真ん中」な本の著者でいらして、上述の背景知識や文法の説明も講義で豊富に取り扱ってくださいます。また、毎週の演習の授業で生徒たちの解答を細かく添削して返してくださるので、訳出にあたってどこに気をつけるべきかのポイントが段々と分かっていくようになります。

私自身、講義の回数を踏んでいくうちに、着実に実力が伸びていく感覚がついてきました。この時期に学部でお世話になった教授に英語の訳文を見てもらう機会があったのですが、「卒業してからかなり英語論文を読み込んだみたいだね、力がついている」と褒めていただいて大層嬉しかった記憶があります。
大学院では英語論文は嫌でも数を読みこなしていくことになるでしょうから、長文を読むことへの抵抗感は試験前に失くしてしまった方が「お得」な気がします。私は怠惰な性格なので、昴でコンスタントに英語の難しい文章に取り組む環境を用意してもらったことは大助かりでした。

〇第二外国語
中国語選択なので昴の二外講座は利用していません。参考書メインの自宅学習でした。

ただ、昴で学んだ英語の対策と重なるところも多かったです。例えば、試験で出題される中国語文には日本語との同型同義語(日本語と同じ意味・かたちの単語)がなまじっか多く、何となく単語の意味をたどると「こなれた」訳ができてしまう罠があるように感じました。昴で「こなれた訳よりも、まずは正確な訳をつくる」という意識を養っておいたおかげで、個々の文法事項で点数を落とさずに済んだように思います。

出てくる単語・文法のレベルは私の体感でHSKの4-5級くらいでしょうか。中国の近代政治史をざっと復習しておくと、出題の内容理解がだいぶ捗るのでオススメです。

参考書はかなり探しましたが、東方書店『長文読解の“秘訣”』と荒川清秀『一歩すすんだ中国語文法』が長文訳という出題の性質と合っていてよかったです。『長文読解』の方は高橋先生の『大学院への英語』と構成が似ていて一緒にまわしやすいです。あと猫が可愛い。

〇専門科目・論述
これが一番苦戦しました。私も、読んでいただいている皆さんも「書く」こと自体にはあまり抵抗がない部類だと思いますが、与えられたお題を元に、決められた時間で、まとまりのある文章をつくる、という作業には一定の訓練が必要な人がほとんどではないでしょうか。

特にお題に関しては、専門分野の幅広い範囲から複数題が出されます。解答の自由度はかなり高めですが、課題文が提示している問題の背景知識を押さえておいた方がより「間違いがない」のは確かです。書く能力に加え、卒論の範囲から外れた広い知識を詰め込んでいくことも重要になってきます。

私も、昴の初回の演習では50分で書くべきところを90分の演習時間を丸々かけて、書きたいことの半分も書けなかった苦い経験があります。ですが、何回か講義と演習を繰り返していくうちに、見よう見まねでなんとか時間内に収まるようになっていきました。

演習では提出した論述にびっしり添削がついて返ってきますし、講義では各々の受講生が解いた問題の解説を聞くことができます(プライバシーにはかなり気をつけられています)。当然、他の専攻や人文社会系など別の領域の講義を受けることになりますが、無駄な感じはまったくしません。むしろ、論述問題は課題文にアプローチできるカードをどれだけ持っているか、という勝負でもあるので、隣接分野にも飛びついてみる姿勢をとった方がうまくいくと思います。講義中に先生から薦められて読んでみた書籍に、実は自分の研究論文にかかわるテーマが含まれていた、という経験も何度となくありました。シンプルに、講義を聞いていると好奇心がわいて楽しい、というのが一番のおすすめポイントかもしれません。

〇二次試験対策
二次試験は面接形式ですが、事前に提出する研究論文がとりわけ重視されます。自分の研究の出来そのものが問われる機会、と言っても良いかもしれません。

私は既卒の立場ですので、卒業論文を一度書き上げている分、内部生より楽ができたのは確かです。一方で、院の先輩や助教、教授の方々に気安く相談できる環境からは離れてしまいました。大学図書館も在学中よりかなり使用が制限されます。「院試は情報戦」とよく聞きますが、一人ごり押しで立ち回れる自信は自分にはありませんでした。

その点で、昴で先生から、論文のアドバイス、過去問の閲覧、参考図書の貸し出し等々、様々な形でご助力いただいたことは大変に励みになりました。どうすればこの研究がより面白くなるか、実のあるものにできるか、というところまで親身に考えてくださるのは、研究室のどれほど親しい先輩であってもなかなか難しいことではないでしょうか。面接で問われるのも、つまるところは研究が修士や博士論文まで耐えうるかどうか、というところに集約されるようなので(個人の感想です!)、先生と相談しながら研究の今後のビジョンを見据えておくのも大事な試験対策になった、と思っています。
――
最後に、若い時期に社会人から大学院に入ろうとする(私のような)人間にとって、大学院入試は結構な負担になると思います。大学受験のような統一模試がないので、現時点でライバルがどれほどいるのか、どれくらい勉強がデキて、その中で自分がどれほどの立ち位置なのか、といった情報がまるでわからないままに会社を辞める決断をしないといけません。独学する場合、参考書もかなり限られて手探り状態のスタートです。いくつかの候補の一つとして、大学院の専門塾に入って経験豊富な先生のもとで学ぶ、という選択肢は十分検討する価値があるものだと思います。少なくとも私は、昴に入って良かったと切に感じています。

長々とご覧いただき、ありがとうございました。皆さまのこれからの研究生活が実り多きものになりますよう、心よりお祈り申し上げます。
―――

(以上、いただいた「合格者の声」です。)

東大総合文化研究科、合格者の方の別の体験記です。あわせてご参照ください。

東京大学 総合文化研究科・京都大学 文学研究科・早稲田大学 文学研究科合格体験記

東京大学 総合文化研究科合格体験記 1

東京大学 総合文化研究科合格体験記 2

東京大学 総合文化研究科合格体験記 3

東京大学 総合文化研究科合格体験記 4

東京大学 総合文化研究科合格体験記 5

東京大学 総合文化研究科合格体験記 6

東京大学 総合文化研究科合格体験記 7

「合格者の声」一覧のページと、昴のトップページのリンクは以下です。

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