東京大学大学院 人文社会系研究科合格者の声 11

 

東京大学大学院 人文社会系研究科合格者の方から、合格者の声をご送付いただきました。ご送付いただいた原稿のまま掲載いたします。(昴事務局)

合格体験記(東京大学大学院人文社会系研究科)

私が昴教育研究所の門戸を叩いたのは、大学院入試まであと3か月あまりに迫った時期でした。もともと、自力での大学院入試対策だけでは十分でないことも認識しており、入試情報なども入手して試験に臨むためには、ノウハウのある予備校や塾などの専門機関のサポートが必要ということを感じていました。また、仕事をしながら対策をしなければいけなかった社会人の私にとって、限られた時間や労力をいかに試験勉強に充てられるのかという点からしても、志望校の合格実績が顕著で、かつリーズナブルな昴教育研究所で学ぶことは合理的だったと思っています。

入塾前のカウンセリングの段階で、担当の高橋先生とは、自らのバックグラウンドやこれまでの経験、どんな研究をしたいのかも含めていろいろと話をさせていただきました。この時のカウンセリングで、先生から、かなり明確な方針と計画を示してくださったので、暗中模索状態だった私にとって、方向性がクリアになっただけでなく、頭の中が整理されていったことを鮮明に覚えています。出願まで2週間という短期間であることや、一次試験後すぐに卒業論文に相当する論文を提出しなければならないことなども踏まえて、研究計画書と論文にフォーカスしたオーダーメイド講座(全5回)を受講することになりました。

私が受験した東京大学大学院人文社会系研究科は、出願から入試まで3か月あることから、まずは出願に必要な研究計画書を2回の個別指導で仕上げて提出し、残りの個別指導はひたすら卒業相当論文に充てました。

そもそも私は、自身が卒業した学部の卒業要件が論文ではなく、試験形式だったので、卒業論文を書いたこともなく、ましてや社会人として現在扱っている文書や作成する資料はアカデミックなものではないため、様々な不安がありました。個別指導を通して、高橋先生に案をお見せしながら、先生と対話を進めて直していくという作業を繰り返し行いました。毎回、先生は、私の考えに丁寧に耳を傾けてくださり、さらに別の視点から問題提起をしてくださるので、より内容を深掘りすることができ、回を重ねるごとに論文の内容もすっきりとまとまっていきました。先生に心から感謝しているのは、的確なアドバイスだけでなく、論文の中では示し切れていなかったいろいろな考えを引き出してくださったことです。今思えば、ここでの先生との会話が、自分がどんな研究をしたいのか、その研究によって何を還元したいのか、ということを毎回考えることになっていたので、のちの二次試験の口頭試問にも応用できたと考えています。

ここで、一次試験の対策はどうだったかも補足します。昴で一次試験対策のための授業を受けることはなかったのですが、外国語試験の過去問の模範解答を見せていただいたり、個別指導の帰り際に、専門科目の過去問を高橋先生にお見せして傾向を伺ったりすることはありました。私が受験した専攻は、実際に教授にコンタクトをとっても、「入試説明会以上のことはお答えできません。」としか言われないので、過去問の変遷や比較に関する高橋先生からのコメントは心強かったです。また、入試期間中も、一次試験後、一次合格発表後、二次試験後にも先生とは連絡をとって、試験の様子や不安なども伝えていたのですが、そこでの先生の温かいお返事が次の試験の励みになっていたので、精神的にも非常にサポートしていただいたと思っています。

これから大学院入試に挑む方や、昴に入ろうか検討されている方にお伝えすることがあるとすれば、月並みではあるのですが、入試も含め試験は、戦略的に、傾向を知って対策することが成果を上げる近道だと私は考えていたので、昴で学ぶことを選んだということです。時間にも労力にも限りがある中で、いかに効率的に合格に近づくのかという点は一番重要だと思っています。そしてそれだけではなく、コロナ禍での入試という特殊な環境下でのナーバスな状況に置かれる中で、これまでの経験を踏まえて惜しみなく様々なことを丁寧に伝授してくださり、寄り添ってくれる先生方が味方でいてくださることは非常に大きいことだと思います。

私自身、大学院に進むことはスタートにすぎず、これからの研究をいかに深めていって、還元していくかが大事なことですが、昴で先生からの教わったことや多様な観点をこれからも生かしていきたいと考えています。

最後になりましたが、この場をお借りして、合格まで導いてくださった高橋先生をはじめ、昴教育研究所の皆様に心より御礼申し上げます。

 

「合格者の声」は以上です。(昴教育研究所事務局)

他にも多くの東京大学大学院、人文社会系研究科合格者の方より、合格体験記をいただいております。あわせてご参照ください。

東京大学 人文社会系研究科、早稲田大学 文学研究科合格体験記

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(昴教育研究所事務局)

 

 

東京大学大学院 人文社会系研究科合格者の声 12

東京大学大学院 人文社会系研究科合格者の方から、合格者の声をご送付いただきました。一言一句変えずに掲載いたします。(昴事務局)

社会人になって十数年。ふとしたきっかけからかねてより興味のあった分野を勉強したいと思い、その分野の専攻がある東京大学大学院人文社会系研究科を受験しようと、今思うと突然、謎に決心しました。

募集要項を取り寄せてみると試験日は翌年の1月、そのとき既に9月中旬で、願書や研究計画の〆切まであと数週間という状態でした。さすがに無謀かと諦めようとしたとき、偶然に昴のホームページが目に入りました。そこで予備校という手もあるのかと気付き、勢いで入学説明の面談を申し込みました。後から考えるとここが合格への大きな分岐点だったと思います。

面談で高橋先生とお話しし、即入学することを決めました。詳しい内容は覚えてないのですが、合格までに何を対策すればよいのか、という道筋が明確だったからだと思います。

結果、私が受験に必要だった科目に対応した講座を受講しました。そこからは平日は毎日仕事があり育児もある中で試験対策もする生活になったため、それなりに大変ではありましたが、何とか合格まで漕ぎつけることができました。

同じように社会人から大学院を目指す方の参考になればと思い、昴での受講内容や自身の学習方法を振り返ってみたいと思います。

【英語:一次試験】 昴受講科目:院試問題演習

英語は大学受験以来遠ざかっていたため、ここが一番不安でした。また、試験は英文和訳の問題のため、どの程度訳せていれば合格基準に達するか、どこが減点ポイントになるかの判断しづらいため、一人で学習するのは限界がありそうだと感じていました。昴の授業では、過去問を解いて提出し、授業で解説を受け、添削が返却されるというサイクルを毎週繰り返すことになります。添削で加点理由・減点理由が丁寧にコメントされ、受講者全体の平均点や合格基準目安も明示されているため、どこができるようになればいいか、自分の実力がどの位置にいるのかが分かるのが非常に大きかったです。授業内容も分かりやすく、文構造や文法の解説があり、頻出すると思われる構文や文法等はある程度覚えることができました。

ただ、とにかく英単語熟語の基礎知識が無かったため、昴以外の学習として「英文標準問題精構」を購入し、例文を和訳しながら知らない単語を一つずつ覚えていくという方法を取りました。大学受験時のようにまとまった時間が取れないため、なるべく毎日数問は解くようにして、少しずつ継続して記憶を蓄積することを意識しました。他には、高橋先生の著書である「詳解大学院への英語」で授業内容の確認も行い、なるべく一度学んだ内容を忘れないように学習を進めました。

【論述:一次試験】 昴受講科目:論述対策講座

論述は過去問を確認する限り出題テーマの振れ幅が大きく、これも対策が立てにくいと感じていました。また、どのくらいの文字数を書けばいいのか、どういう形式で書くのかもイメージできない状態でした。昴の授業では、毎週提出する過去問の添削に加えて、授業では論述問題を書く際の基本的な構成例や文字数目安、設問種別毎の論点設定例等の解説がありました。添削では、A~Eの評価とその理由が詳細に書かれており、自分の書いた文章が合格レベルにあるのか、また達するにはどのような点に気をつければいいのかが理解できました。論述対策は昴の授業のみで十分かなと感じ、それ以上の対策も思いつかなかったため、特別自身で学習はしませんでした。その中で意識したこととしては、過去問で全く予備知識の無い出題が出た場合は、事前にWeb等でざっと調べて知識をつけてから問題を解くようにしました。もちろん試験当日は予備知識の無い問題が出てもそのまま立ち向かうしかないのですが、あくまで学習段階と割り切り、インプットとアウトプットを順に行うことで学習効率を高めるように意識しました。

【卒論に代わるレポート:二次試験】 昴受講科目:オーダーメイド講座(個別指導)

レポートは書こうとしている内容の大枠はあらかじめ決まっていたのですが、志望する専攻の研究テーマとして相応しいのか不安がありました。個別指導でテーマ設定の方向性が問題無さそうか、他に参考となる文献は無いか、足りない視点はどこか等、具体的にアドバイスをいただきました。昴では高橋先生から幅広い知識から助言をいただけ、また志望専攻の過去の合格実績も豊富であるため、安心感をもって記載内容の検討や参考文献の収集を進めることができました。提出直前期には、一旦書き上げたレポートに文章表現や記載を厚くし方がいい部分等を詳細に指導いただけて、そこから仕上げまでもっていくことができました。また、レポート提出後に面接の試験もありましたが、面接の想定問答の相談もできたので、当日も慌てることなく対応ができたと思います。

全受講科目を通じて、特に社会人にとって昴の授業が有効だと感じる点は、自分の中で「基準ができる」ということだと思います。社会人は時間が限られている中、どこまで力を伸ばせば合格するのかが全く見当がつかないまま学習を進めるのは難しいことだと思います。その点、昴は各講座で丁寧な添削や個別指導を通じて自身の今の力量が把握できるため、どの試験科目の学習に重点的に時間を割くべきなのかを見極めやすく、学習効率が上がりやすいと感じました。

また、個人的に社会人の大学院受験で重要だと感じることは、「前倒しで準備を進めること」と「諦めないこと」の2点です。

「前倒しで準備を進めること」は、社会人は仕事や家庭の影響で計画通りに学習を進めることができないケースが生じやすいと思います。私の場合も、9月~11月頃までは順調に学習を進めることができたのですが、12月~1月は仕事が忙しくなり、またタイミング悪く流行り病で一家全滅の事態に陥り試験前の追い込み期間に学習ができない状態になってしまいました。

「諦めないこと」は、そんな状況もあり、試験直前はかなり諦めモードになっていました。一次試験当日も直近の数か月に学習が進められなかったので受かる自信をもつことができず、試験に行くかも直前まで迷っていました。(結局妻にどやされて行きました。)

また、一次試験の後に二次試験であるレポートの提出もあったのですが、これも一次試験が終わった時点で、構想や参考文献の準備は終わっていたものの、レポートとしては一文字も書けていない状態でした。一次試験も手応えが十分だったとは言えず時間も迫っていたため、これも書くか相当迷いましたが、一次試験に受かっていたときに後悔すると思い、完成は〆切当日になりましたが(妻にどやされて)何とか書き上げました。

このような状態でもなんとかなったのは、早めの段階である程度学習を進められており、また昴の授業の受講だけは毎週継続していたからだと思います。また、レポートも高橋先生の助言もあり早い時点で構想固めや文献調査は進めることができていたので、直前でも仕上げることができたと思っています。極端な例ではあるかもしれませんが、社会人は早め早めで準備を進めることと、どんな状態になっても諦めず試験は受けに行くことが大事と感じています。

いずれにせよ、昴との出会いが無ければとても合格までたどり着くことはできなかったと思っています。最後になりますが、英語・論述・個別指導をいただいた高橋先生、本当にありがとうございました。

(合格者の声は以上です。)

東京大学大学院、人文社会系研究科の合格者の方からの「合格者の声」を掲載させていただきました。

他にも多くの同研究科合格者の方より、合格体験記をいただいております。あわせてご参照ください。

東京大学 人文社会系研究科、早稲田大学 文学研究科合格体験記

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北海道大学大学院 文学研究科合格者の声

北海道大学大学院 文学研究科の合格者の方から合格者の声をご投稿いただきました。一言一句変えず、掲載いたします。(昴教育研究所事務局)

もともと英語に苦手意識があり、専門科目に比べて勉強が楽しくないなと感じていました。これは、おそらく大学受験の受験期に塾に通っておらず、英語の勉強の仕方をよくわかっていなかったからだと思います。ですが、昴の授業を通して、英語の勉強の楽しさや勉強の仕方を知ることができました。

院に入って、10か月が経過しますが、英語を使う機会はとても多いです。例えば、私が通う大学院には、世界の第一線で活躍する優れた教育研究業績や活動歴を有する研究者に英語で授業をしていただくHokkaido Summer Instituteがあります。私は、このプログラムの授業に参加し、英語で海外の先生や学生とコミュニケーションを取ったり、レポート執筆やプレゼンを行ったりしました。特に、海外の学生とペアを組んで、口頭やメールでディスカッションをして準備をし、プレゼンを行うのがとても大変でしたが、良い経験になりました。また、統計ソフトウェア R を用いて分析を行っているのですが、自分が行いたい操作が日本語で説明されていない場合、英語で書かれた説明文を読んで、R の技術を習得してきました。さらに、日本語の論文を執筆最中なのですが、英語のアブストラクトを執筆するときや、英語のネイティブの院生にその校閲を依頼するメールを書くときにも、英語を使いました。

このように、院に入ると、学部の時以上に英語を使う機会が増えました。そのため、昴の授業を通して、英語への苦手意識を減らすことができたことが、私にとって大きなターニングポイントになったように感じています。自身は、第一志望校には入ることができなかったのですが、今では、自身が所属する大学院での生活は、より大きなチャンスをもらえていると感じております。

半年という短い期間でしたが、高橋先生には、とてもお世話になりました。これからも試される大地にて、英語を含めて、研究活動や勉学に勤しんでいきます。

(以上がいただきました「合格者の声」です。)

以上、北海道大学大学院、文学研究科の合格者の方からの「合格者の声」を掲載させていただきました。他にも大学院入試の合格者の方の体験記を多数掲載しております。ぜひあわせて、ご参照ください。

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