東京大学大学院 総合文化研究科合格者の声

東大大学院、総合文化研究科合格者の方から、合格者の声をいただきました。
送られてきた原稿を一言一句そのまま掲載いたします。

【受講のきっかけ】

大学院を目指す理由は様々ですが、私は大学卒業後、そのまま院に進みたいと思っていました。しかし当時は家族からの反対があり、学費の目途もすぐに立たないので、とりあえず2~3年働いてみてから行こうと考えていました。そして仕事をする中で、元受講生だった知人に紹介されたのがきっかけで、昴への入学を検討するに至りました。

入学前に面談をして頂いたのは高橋先生だったのですが、写真をテーマにした卒論の内容に関心を持って下さったのをはじめ、自分の専門分野に対して明確なアドバイスを頂けるということがよくわかり、ここを受講して間違いないと感じました。

また、検討段階の際、高橋先生の書かれた英語の参考書を購入していたのですが、
例文のテキスト自体が面白く、(ただ文法を理解するための文ではなく、読むと原作者の問題提起が垣間見れるようなテキストが多くあります。)芸術系の文献もここまで載っている参考書は初めてだったので、非常に興味をひかれたというのがありました。

【筆記試験対策】

昴には本科生として入り、英語全般の授業と論述対策を受講しました。
英語に関しては、リーディングの文章理解に今まで自信がなかったのですが、
読めない理由は、文構造を理解しているふりをしてきたからであると自覚し、

基礎的な授業も取ることで克服していこうと考えました。

過去にやっていたTOEICやTOEFLの勉強では、過去問を繰り返し解くことで点数が伸びていった経験があったので、院試の勉強でも同じように、まずは過去問を解くことを継続的にやってみました。特に繰り返して解いていたのは「院試問題演習」の過去問と、高橋先生の参考書です。わからない単語は別のノートに書き写し、そちらも繰り返しチェックしていくようにしました。

【論文対策】

入試では論文提出が必須だったのですが、大学院での研究テーマは卒論と方向性が若干違うので、1から執筆しました。日中は仕事のため、早朝と18時以降の時間をどうにかやりくりして完成させました。学生の時と違い、大学図書館にアクセスしずらいのは難点でしたが、Amazonなどを武器に頑張りました。また、高橋先生からも参考文献をその都度お貸し頂き、大変参考になりました。

【受講を考えている方に】

私の目標は、2~3年働いたら大学院で研究活動を再開することでしたが、

昴に入っていなかったらその目標は、確実にもっと先延ばしになっていたと思います。

土曜日は9時から17時半まで授業を入れていたので、最初はきつかったですが、(授業は大変面白かったのですが、集中力的にということです。)実際の試験時間は本当に長いので、通しの授業は少しも無駄になっていなかったどころか、試験時間に慣れておくのに最適な1日だったと今になって思います。

ただ私は、そのような試験に必要なトレーニングを超えたところに、昴の真の魅力はあると思います。それは、知的好奇心を他分野まで拡大させてくれる場所であることです。一例を挙げれば、私は授業中に聞いたジェンダー研究や文学研究、社会学領域の内容にとても刺激されました。また、例えば談話中に紹介された多和田葉子さんという作家を、私は恥ずかしながら今まで知らなかったのですが、とても面白い小説を書く方で、試験が一段落した今夢中で読んでいます。

昴で勉強しようかお考えの方は、面談の予約をされるのをお勧めします。

受験を考えているみなさまに、より良い未来が訪れますように!

(以上)
他の東大・総合文化研究科合格者の方の体験記です。あわせてご参照ください。
合格者の声一覧は以下のリンクをクリック。

東京大学大学院 総合文化研究科 合格者の、「合格者の声」(人間の安全保障プログラム)

東大総合文化研究科合格者の方より、合格者の声を送付いただきました。
原稿をそのまま掲載させていただきます。

【合格体験記/HSP】

私が昴教育研究所への通学を決めたのは、入試まであと一カ月をきるという、まさに直前でした。院試が近づくにつれ、「合格したい」という思いが強くなる一方、独りよがりの自問自答に限界を感じ、研究計画書や論文を客観的に指導していただきたいと思ったことがきっかけです。

初めて高橋先生の面談を受けたとき、理論的枠組みや参考になる文献をいくつも紹介していただきました。「大学院予備校として、受講生を大学院へ合格させる」のではなく、「大学院へ通った後の研究活動に資する知識を醸成すること」を目指している点に魅力を感じました。

高橋先生の授業では、研究計画書や論文で整理しきれなかった箇所について、先生からアドバイスいただき、より自身の考え方に近い表現や理論的枠組みを入れ込むことで、研究計画書や論文を大幅に改善することができました。この過程において、常に自身の研究と向き合い、文献や理論的枠組み等で不明瞭な点を一つひとつ咀嚼し、知識として吸収することができました。このような授業を通じて、「大学院に入学し、より深く研究したい」という強いモチベーションを保つことができました。

(以下、事務局より)
東大総合文化研究科の、他の合格体験記は以下にございます。あわせてご参照ださい。

東京大学 総合文化研究科・京都大学 文学研究科・早稲田大学 文学研究科合格体験記

東京大学 総合文化研究科合格体験記 1

東京大学 総合文化研究科合格体験記 2

東京大学 総合文化研究科合格体験記 3

東京大学 総合文化研究科合格体験記 4

東京大学 総合文化研究科合格体験記 6

東京大学 総合文化研究科合格体験記 7

合格者の声一覧は以下のリンクをクリックしてください。

合格者の声一覧

東京大学大学院 総合文化研究科 合格者の声

東大大学院、総合文化研究科合格者の方から、合格者の声をいただきました。
送られてきた原稿を、一切手を加えず掲載いたします。(昴事務局)

今から約一年前、東京大学大学院の修士課程に出願すると決心した時、ネット上で情報収集として検索した私は、昴のHP(当初)にあげられた「今後の学術研究にも生かせる」、「入学後も困らない英語力」という理念にすぐに惹かれました。というのは、院試合格するまでの課題は、英文和訳、専門テストの論述問題と研究計画という少なくとも三つがあると思いまして、しかもそれらの解決への努力は大学院入試のみならず、今後の学習・研究人生のQOLにも強く関わるものだと心がけていたからです。さらに、昴研究所に連絡し、高橋先生と一回目の面談の後、私はここでの授業は自分のアカデミック英語の腕を磨き、論述能力を伸ばし、さらに研究計画の指導を受けるという「悲願」にぴったり当てはまると確信するようになりました。入学相談の後間も無く、私は年間本科生を申請し、高橋先生の担当された授業と研究計画の面談を受け始めました。

英文和訳に関する授業、及び論述講座においては、自分の専門のみならず、他のコースの入試問題にも触れる機会を頂きました。最初に自分の馴染みではない専門の英語を読んでみるとき若干の恐怖感を覚えていましたが、だんだん和訳のポイントも予測できるようになれます。さらに、いろんなジャンルの英語の素材に出会うからこそ学びが大きいと感じていました。また、高橋先生の解説では、文構造の分析、関連する表現のまとめ、多義の選択、語形成、及び問題の出所に関連する背景知識など非常に濃密な内容をコンパクトして懇切丁寧に解説してくださいますので、自力だと難しそうな問題でも演習の授業でチャレンジできます。また、一見簡単出そうな入試問題にも実は穴場があり、減点されやすいところがしばしばありますので、先生はそこもずばりと要点を示して注意を呼びかけてくれました。また、論述講座において、まず分野に問わず論述の基本原則と論述文の構成を教わることが可能です。実は私は以前から先行研究の羅列、或いは話があちこち飛んでしまう小論文しか書けないような人間で、講座を受けた最初の時期ではしばしば「C」、「C’」の評価しかもらわなかったですが。それでも毎週の論述の講座と実習を通してじわじわ成長して、全体の枠、分量、及び時間を意識し、合格ラインに入るレベルの論文を書けるようになりました。さらには、問題に応じて、専門を俯瞰する「王道」、及び一つの側面の例を論証にする「覇道」の書き方を選択できるようになりました。「書けば書くほど上手になる」というのは誰でもわかる理屈ですが、論述の指導と訓練を頂いたことがなければ、このような意識をみにつけて、また1年間でここまで成長することは想像し難いです。

次に、研究計画の作成については、私は本科生コースの面談を受けました。無論高橋先生より書き方のアドバイスや表現の添削を頂きましたことがありますが、私にとって最も印象的なのは方向性と内容の検討でした。個人の感覚ですが、研究計画について、希望の先生の好みに近づけて受けるためのものを作ること、及び自分の本当にやりたいことを誠実に書いて、責任をもってやり遂げるための計画を書くこと、及びそれらを混ぜるタイプなど、複数の価値観が存在するようです。正直、私も当初揺れたことがあります。最初は出願先の先生の分野に寄せるように試みましたが、高橋先生のアドバイスを踏まえて、自分のやりたいこと、及び今までやったこととのつながりをもっと考慮に入れて、計画のテーマを見直しました。今から見ると、特に学部生から院生に「進化」し、個人の狙いを「勉強したい」から「研究したい」にだんだん移る段階で、高橋先生のような若手研究者の立場からのお話を伺うことは非常に大事だと感じています。この出会いには心より感謝しております。

最初考えた通り、これからの院生の生活においても、高橋先生のもとで学んだことを生かして、英語の語学力、論述の能力、及び研究計画を立てる能力をさらに伸ばしていきたいです。昴での一年間、誠にありがとうございました!

(以上が合格者からお送りいただいた「声」です。)

他の東大・総合文化研究科合格者の方の体験記です。あわせてご参照ください。

東京大学 総合文化研究科・京都大学 文学研究科・早稲田大学 文学研究科合格体験記

東京大学 総合文化研究科合格体験記 1

東京大学 総合文化研究科合格体験記 2

東京大学 総合文化研究科合格体験記 3

東京大学 総合文化研究科合格体験記 5

東京大学 総合文化研究科合格体験記 6

東京大学 総合文化研究科合格体験記 7

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東京大学大学院 総合文化研究科 合格者の声

東大大学院、総合文化研究科合格者の方から、合格者の声をいただきました。
送られてきた原稿を一言一句そのまま掲載いたします。

「わたしにとって、昴は学びの稽古場でした」

おそらく、この合格体験記を読んでくださる方は、大学院入試を控え、昴に通って受験対策を進めようかと迷っている方が多いのではないかと思います。ここでは、そのような方に向けて、わたしが昴で感じたこと、受験勉強を進める中で実践していたことをお伝えできたらと思います。

昴という場についてですが、大学院入試のための予備校と呼んでしまうのには少し抵抗があります。というのも、昴は、冷たく機械的に知識をインプットされるような空間ではないからです。わたしは主に英語と論述対策で高橋先生、フランス語対策に中島先生の授業を受けていたのですが、それらは各々の先生がもっていらっしゃる学びへの姿勢が反映された、血の通った言葉にあふれた空間だったと思います。

まず、英語の授業ですが、内容の詰まった濃い空間です。様々な英文を読む中で、文構造はもちろん、重要な文法事項から細かな単語の用法まで丁寧な解説が聞けます。一回の授業で得られる情報は相当なものだと思います。(まともに英語の受験勉強をしたことのなかったわたしは、その場で理解するというよりノートを取るので序盤は精一杯でした汗)でも、安心してください。一度に消化できなくても、重要な文法事項を繰り返し練習できるようにしっかりと授業を計画してくださっています。受講を重ね、音読を主に復習を繰り返してゆけば、段々と、「あっ!これは、前に見たぞ!」と文法事項に気づけるようになってゆきます。文構造をとる感覚も身体にじわじわと身についていきます。

フランス語の授業は、ユーモアに富んだ空間です。ギャグセンス抜群の中島先生の授業は笑いのボキャブラリーもさることながら、その引き出しの多さと引き出すリズムには凄まじいものがあります。仏文和訳の過去問を読んでゆく中で、関連する単語を映画や文学、政治など様々な文化事象にからめながら、自由連想的にするすると紹介してくださいます。どれもが印象的にインプットされます。また、和訳解説に文法事項についてのコメントが寄せられているのですが、それが愛のある辛口です。「これを知らなかったら恥!」とか「まさか、知ってますよね」などのコメントがあったりします。授業中、これらの言葉が音声化されることはないのですが、楽しい授業の中でも、自分の仏語レベルを確認し、反省し、一つ一つ身につけてゆくポイントになっていたと思います。

論述対策は、毎回、各々の専門分野の過去問を解き、次の授業で、自分が回答した問題についての解説を聞くことができます。人文、社会科学を横断する幅広い高橋先生の視野と知識を盗める貴重な時間でした。毎週、回答は一人一人の分を先生が丁寧に添削して下さいます。論述対策では、回答の評価だけなく、新しい論述の切り口の提示など具体的なコメントがもらえます。昴で得られる学びのプロからのフィードバックは、「返答」というより、独学では与えられない「場」に近いものではないかと思います。自分の回答がどう読まれるのかを体感し、それを繰り返す中で、アウトプットが生きたものとして身体に身についてゆく場、「稽古場」という言葉が近いのかもしれません。

最後に受験勉強の中で、わたしが実践していたことについて、二つほど、お伝えできればと思います。一つ目は語学対策について。一番効果的に感じたのは「音読」です。授業で学んだ英文や仏文を声に出してゆくことで、文法や単語、文構造をとる感覚が身体に染み込んでいきました。二つ目は論述対策について。わたしは、論述の回答に際して使える具体例(データとしては作品名、作者、なるべく中立的な自分の言葉で書いた作品解説)を書いた「ネタ帳」を作っていました。論述の引き出しは、形にして残しておくとアウトプットしやすくなると思います。

「音読」の反復練習と「ネタ帳」をもって、語学や論述を身につけに「稽古場」へ行くと、そこは学問する先人である先生方が待っておられる。わたしの受験勉強の日々は、そのような人間の温度のある「場」の経験に支えられていました。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

(以上)

他の東大・総合文化研究科合格者の方の体験記です。あわせてご参照ください。

東京大学 総合文化研究科・京都大学 文学研究科・早稲田大学 文学研究科合格体験記

東京大学 総合文化研究科合格体験記 1

東京大学 総合文化研究科合格体験記 2

東京大学 総合文化研究科合格体験記 4

東京大学 総合文化研究科合格体験記 5

東京大学 総合文化研究科合格体験記 6

東京大学 総合文化研究科合格体験記 7

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東大人文社会系 合格者の声まとめ

東大、人文社会系研究科合格体験記の一覧です。

東京大学 人文社会系研究科、早稲田大学 文学研究科合格体験記

東京大学 人文社会系研究科合格体験記 1

東京大学 人文社会系研究科合格体験記 2

東京大学 人文社会系研究科合格体験記 3

東京大学 人文社会系研究科合格体験記 4

東京大学 人文社会系研究科合格体験記 5

東京大学 人文社会系研究科合格体験記 6

東京大学 人文社会系研究科合格体験記 7

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合格者の声一覧

昴の院試対策

昴教育研究所の院試対策の概要

昴での大学院受験対策について、以下の4つの項目順に記していきます。

(1)「学習」と「研究」とを両立させよう
(2)「外国語設置講座」と「論述対策」で確実な一次試験対策を
(3)「研究指導」で研究計画書・提出論文に効果的に取り組もう
(4)多様なニーズにこたえる「オーダーメイド講座」

(1)「学習」と「研究」とを両立させよう

大学院受験では、筆記試験中心の「一次試験」と、提出物に基づく面接で行われる「二次試験」との両方にしっかりと対応して準備していくことが重要です。

前者への対策は、努力の量が結果に結びつく「学習」、後者への対策は、先行研究をインプットしながらも、まだ見ぬ発見へと探求していく「研究」の道です。院試対策を始めてみて気が付くのは、両者のベクトルが大きく異なっていることです。このどちらかを軽視してしまえば、志望の大学院への合格は困難になるでしょう。昴のシステムは、この両輪を上手に回していくことを可能にします。

(2)「外国語設置講座」と「論述対策」で確実な一次試験対策を

大学院入試の一次試験で大きな比重を占めるのが、外国語の試験です。昴では、経験豊富・実績のある講師による外国語のクラスを設置しています*。それぞれのクラスについては、以下のリンクをご参照ください。
*「個別指導」を希望される方は、このページの下にある(4)オーダーメイド講座の説明を参照してください。

外国語設置科目一覧

外国語の「学習」をペースメーカーとして重ねていき、実力を身に着けていくことで、大学院受験の準備が効果的に展開していきます。

また、昴では、多くの大学院受験者が不安を抱える、専門科目の論述対策に的を絞った授業も用意しています。定期的なアウトプットが、インプットへの渇望を生み出します。

論述対策講座の説明

(3)「研究指導」で研究計画書・提出論文に効果的に取り組もう

上に述べたように、「研究」は先が見えない道です。だからこそ、過去の合格例を知る講師による「研究指導」が効果を発揮します。昴では「本科生」に対しては、原則無料で、2000字~8000字程度の「研究計画書」および20000字以上の「卒業論文・卒業論文に代わる論文」の指導を実施していきます。また、下記オーダーメイド講座をご受講いただくことで、単科生の方や研究指導のみをご希望の方の指導にも対応いたします。指導の具体的な内容については、以下のリンクを参照してください。

昴の「研究指導」

(4)多様なニーズにこたえる「オーダーメイド講座」

大学院受験においては、様々なニーズがあります。これに答えるのが「オーダーメイド講座」(個別指導)です。それぞれの受講生の要望から授業内容を設定して、個別指導を実施します。以下は具体的にこれまで実施してきたニーズの例です。

  • 外国語が苦手なので、初歩から丁寧に教えてほしい。
  • クラス授業を受講したいけれど、日程がどうしても合わない。
  • 試験が迫って、集中的に外国語の過去問を指導してほしい。
  • 提出論文に特化して指導してほしい。
  • 特定領域(心理学・法学など)の英語の問題を中心に学習したい。
  • すでに大学院で研究を進めているが、英語の文献を読みながら相談したい。
  • 外国語で論文や研究計画書などを提出しなければならないため、その添削をしてほしい。

上記のようなニーズ以外にも、様々な要望に応じて授業を設けることが可能です。オーダーメイド講座のシステムや料金については、メニューから「諸規定・学費」のページに行ってご確認ください。

(2020年度の募集に向けて、2020年度1月に更新しました。)

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論述対策講座について

昴教育研究所の「論述対策講座」についてお知らせいたします。

昴では、大学院受験における「専門科目」対策として、「論述対策講座」を設置しています。以下、その特徴を項目ごとに解説していきます。

(1)大学院入試における「専門科目」の概要
(2)フォーマットの確立
(3)アウトプット重視、毎回の「過去問想定」演習
(4)丁寧な添削
(5)論述対策講座の「レベル」は?

*以下、ここで念頭に置く大学院は、「文系」の専門の大学院です。数学などの問題を解く「理系」の大学院は想定していませんので、ご了承ください。

(1)大学院入試における「専門科目」の概要

大学院受験においては、通常、語学の試験に加えて「専門科目」の試験が課されます。その中でも、この授業は「論述」に分類される問題への対応のための講座です。

専門科目の試験の種類は、「知識で対応すべき問題」と「論述問題」とに分類されます。前者の代表は「用語説明」の問題です。こういった問題への対応では、「書き方」よりも、「ちゃんと知っている」ことの方が重要です。(もちろん、短い用語説明でも「書き方のコツ」のようなものは存在し、それについてはここで解説している「論述対策講座」でも触れます。)したがって、こういった知識の習得には、しっかりと書籍・論文を通じてインプットすることが最大の受験対策になります。

一方、「以下の文章を読み、その内容を踏まえた上で、下線部「〇〇〇〇*」について、具体的な作品を挙げながら論じなさい。」や「教育と〇〇*との多面的な関係について、社会科学的観点から論じなさい。」といった出題に対しては、単に知識として知っているだけでは対応できません。与えられた引用文や出題テーマから、学問的な関連性(relevance)を引き出して、それを自分の知識と結びつけることが要求されます。逆に、この部分のやり方が身についてくれば、新しく得た知識を使って、自分なりに論じることが上手く――そして、楽しく――なってきます。
昴の「論述対策講座」は、受講生が自律して学習できるようになるため、そして、試験において、それぞれが学んできたことをしっかりと発揮できるための対策を行っています。
*実際の出題からの引用のため、〇〇は伏字を表しています。

(2)フォーマットの確立

日本の大学生、いやむしろ、日本の成人は「論理的な文章を書くのが苦手である」と、しばしば指摘されます。このことの当否は、正確な国際比較などが行われないとわかりませんが、「自分は文章を書くのが苦手だ」と思っている方は多いと思います。加えて、「文章を書くのは慣れている/好きだけれど、≪アカデミックな文章≫となると、自信が無い」という方も多いでしょう。

論述対策講座では、「書き方」についての一定のルールをまず学んでいき、それに則って書くことを学びます。すなわち、「フォーマットの確立」です。学術論文では、イントロダクションやコンクルージョンをつけることや、複数段落間の関係、あるいは改行時の1文字下げから、「事実」と「解釈」の分離など、様々な規範が存在します。そういった規範を具体的に身に着けていくことで、「自分の考え」を「アカデミックな基準」に則った形で執筆することが可能になります。

「フォーマット」は、ある意味で、書くうえでの制約でもありますが、まずそうした制約を学び、その規則を理解したうえで、その制約を超える跳躍をそれぞれの受講者が成し遂げることを目指します。

(3)アウトプット重視、毎回の「過去問想定」演習

論述講座は2コマ連続の授業です。このうち1コマ目は、上述の「フォーマットの確立」のためのレクチャーを実施します。それに対して2コマ目では、毎回、実際の院試で出題された過去問に基づいて、大学院入試を想定した問題の演習を実施します。

重要なのは、「それぞれの受講生ば自らが目指す大学院の専門問題の類題を出題する」ということです。共通問題ではなく、各自の専門の問題を選択できる形で出題できるため、より実践的に、各自の志望する大学院への対応を目指します*。
*ただし、より開かれた形で実施する、春期集中特別公開講座の「論述対策 ガイダンスと演習」では、大学入試の「小論文」のレベルで、専門知識を問わない出題を扱います。また、春学期以降も、専門の学習に自信が無い人のために、専門知識は必要無いタイプの出題も織り交ぜて実施していきます。

「書く力」は何よりもまず、実践的に「書く」ことによってしか身に付きません。毎回、しっかりとした時間の中で、院試を想定した問題に解答していくことが、大学院入試専門試験における、論述問題対策にもっとも効果的です。

(4)丁寧な添削

上記の答案は、毎週、担当講師が丁寧に採点・添削して返却します。「添削」といっても、日本語の直しや誤字脱字の指摘に留まりません。論じ方・論の構成に始まり、出題の解釈や引用文の理解が十分か、知識として提示しているものがあっているかどうか、それは院試で提示するのに十分な専門性があるかどうか、事実の提示の仕方はどうなのか、あるいはさらに、具体例からもっと引き出すことができるものがあるかどうか、など、多岐にわたってコメントをつけています*。
*担当の先生の話では、1人の答案添削に対して、約45~60分間くらいは必要だとのことです。

(5)論述対策講座の「レベル」は?

最後に、論述対策講座の「レベル」は?という点について説明しておきます。しばしば、「自分はちゃんと小論文の勉強もしたことが無いし、ついていけるのかどうか」というご相談を頂きます。これについて言えば、「みんな大抵同じです」というのがお答えでしょう。もちろん大学入試の段階で「小論文」という科目を体験されている方もいらっしゃるでしょうが、多くの人が「小論文はどうも苦手…」という状態で大学に入学しています。

加えて、大学院入試の場合、時間制限があるなかで、何も参考書を用いずに、かつ専門的な内容について論じる、ということで、こういった試験はほとんどの人が未体験です。論述対策講座は、「みんな初心者」という前提からスタートして、しっかりと院試に対応する力を身に着けていきます。

備考

・「論述対策講座」は「特別講座」です。本科生の場合、単科生受講料の半額で受講できます。詳しくは「入学に関する面談」で担当者から説明いたします。

・「研究計画書」の、それぞれの受講生に対する具体的な作成の助言・添削は「研究指導」のシステムを利用して実施していきますが、論述対策講座のレクチャーの中でも、研究計画書の書き方は取り上げています。

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外国語設置講座一覧(2023年度)

昴教育研究所の語学講座

以下は春・夏・秋冬学期の設置講座の説明です。春期集中特別公開講座の設置趣旨につきましては、昴教育研究所ウェブサイトのトップページをご覧ください。

昴の英語・フランス語の授業*は、「レベル別」ではなく、大学院入試の語学科目に対応するための様々なアプローチを組み合わせることで構成されています。1学期・1科目から受講することが可能です(→「本科生と単科生」ページ参照)。一方で、できるだけ複数の科目を組み合わせて受講することで、院試準備期間で効果的に学力を向上させることができます。
*2020年度のドイツ語の授業はすべて「オーダーメイド講座」で実施します。

いずれの科目も原則的に、春学期10回、夏学期5回、秋冬学期15回の年間30回の授業を同一曜日・同一時間に実施します。(日程等の変更がある場合にはお知らせいたします。)

英語

【英語基礎】 オンライン授業(録画)

英語を正しく読むための、英文法の基礎知識を身に着けるための講座です。大学院入試と言っても、まず必要なのは英語を作るルールの理解。短文和訳の練習を通じて、「わかったつもり」を無くし、ルールに基づいた英文読解力を身につけましょう。授業は完全予習式です。

【英語院試問題演習A/B*】
A 日曜日10:30~13:10/B 日曜日16:40~19:20

昴の英語授業の中核の授業です。院試を想定した英語の問題を演習式で解答してもらい、その後に解説を実施。あわせて、作成した答案は翌週採点・添削して返却します。演習直後の解説で、間違えたところ、わからなかったところの原因を即座に理解し、翌週の答案返却で、現在の自分の学力を確認することができます。あわせて、過去の受講生のデータから、合格に必要な得点の目安もわかります。本科生はもちろん、単科生で学習する方にもお勧めの科目です。予習不要・完全演習式。
*AとBは同一の科目です。時間のご都合に合わせて選択してください。

【英語構文】オンライン授業 (録画)

院試で得点を分ける、ちょっと難易度の高い構文、うっかり忘れてしまう構文などに焦点を当てた科目です。1段落の半分くらいのサイズの英文を取り扱い、準動詞の盲点や複雑な関係詞節、仮定法、比較、倒置・挿入など、英語学習者が苦手とする部分を徹底的に学習します。授業は予習と演習を組み合わせた形で実施します。

【英語読解】 オンライン授業 (録画)

大学院入試を想定した英語の問題を、質疑応答を交えながら、丁寧に読解していきます。授業は完全予習式で実施するため、英語に自信が無くても、しっかりと準備して授業に臨むことができます。

【英語ライティング】 オンライン授業(録画)

大学院入試の英語筆記試験の主流は「英文和訳」や「説明・要約問題」などの読解が中心ですが、東京大学総合文化研究科や、各大学の英語英米文学や国際系の大学院では、「和文英訳」や「和文英要約」・「課題作文」のような形で、英語を書く力を問われます。この授業は院試における「英語を書く」試験に広く対応するものです。和文英訳を中心に英語を書くための規則を確認し、ときに、テーマを与えてまとまった英語の文を書く課題などを実施することで、日本の英語学習者が苦手とする「書く」力を身に着けていきましょう。

フランス語

【フランス語基礎】 オンライン授業(録画)
大学院入試に必須の基礎的なフランス語の文法や活用などを学習します。フランス語初心者や第二外国語として学んだけれど、かなり忘れてしまったという方、フランス語の基本を学び直しましょう。また、ある程度学習が進んだ方でも、見落としがあるかもしれません。1年間の授業を通じて、読解のルールを学んでいきましょう。

【フランス語構文】 オンライン授業(録画)
この講座は多くの方に、「本当に役立った」と言ってもらっている講座です。フランス語の文を読むうえでは、単語と文法だけでは足りません。「成句」、つまり、フランス語でよく使う言い回し、定型的な表現などを学習して、大学院入試に備えましょう。

【フランス語読解】 オンライン授業(録画)
大学院入試に必須の仏文和訳を、実践的に学ぶ講座です。大学院入試を想定した教材でフランス語を理解する力をどんどん身に着け、実際の試験に対応できる力を身につけましょう。春・夏学期は事前に渡したテキストで予習をしてもらい、秋冬学期は実践的に、その場で答案を作る演習の形で実施します。大学院入試の突破を目指して、しっかりとしたフランス語力を身に着けていきましょう。

(上記は2023年度の募集内容です。)

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昴教育研究所の「研究指導」

昴はあなたの論文の最初の読者になります

(1)大学院入試における「研究」の重要性

大学院入試の合否を決める大きな要因としては、①筆記試験(外国語試験+専門に関する論述など)②「研究計画書」そして/あるいは「卒業論文」(あるいはそれに代わる論文)が挙げられます。昴教育研究所は、①の力を伸ばすことに加えて、②の点を徹底してフォローすることで、高い合格実績を上げています。
昴教育研究所の研究科・専攻ごとの合格実績のリンク

「研究計画書」の重要性は、よく知られています。その一方で、「卒業論文」(あるいはそれに代わる論文)の重要性は、あまり知られていません。

1~3月に実施される大学院の多くでは、「卒業論文」や、「卒業論文に代わる論文」の提出が求めらます(以下、両者をあわせて、「卒論相当論文」と呼びます)。そして、この論文は、合否に大きな影響を与えます。

(普通に考えて、2000文字の研究計画書と2万字の論文があれば、どちらの方が受験者の研究能力を判断するために重要か、というのは明らかでしょう。)

また「研究計画書」についても、それを完成させるためには、しっかりとした「研究」が必要になってきます。

昴教育研究所は、このような「研究」に対してサポートするために、「研究指導」を個別指導を利用して実施しております。
*単科生や、研究指導だけの受講を望まれる方には、「オーダーメイド講座5回セット」のご利用をお勧めしております。詳しくは、「入学に関する相談」の際にお尋ねください。
*本科生は、研究に特化したお得な「本科生オーダーメイド講座」をご利用いただけます。「入学に関する面談」の際にお尋ねください。

(2)「研究指導」のプロセス

実際の指導では、受講生の研究の進捗状況によってスタート地点は様々ですが、おおむね、以下のようなプロセスを経て進んでいきます。

① 受験する大学院の絞り込み、それに基づいた年間スケジュールのイメージ化

② 先行研究についての相談、把握の手伝い、テーマとしての有効性の検討など

③ 先行研究を実際にインプットしていった中での方向性の模索、軌道修正の必要の有無の検討、全体の構成や目次の作成

④ 受講生による論文の執筆、執筆されたものを読みながら、さらに改善の余地などを検討していく

⑤ 最終的な論文全体に対する添削、メールを通じた指導、大学院入試での面接にあたっての注意事項や、想定される質問や批判への応答の検討

年間を通じて、このように研究を進めていく手助けを通じて、合格の可能性を高めるとともに、一人の研究者として、独立して研究を行うことができるようになっていくための手助けを行っていきます。

(3)昴の「研究指導」を受けることのメリット

いくつか、実際の受講者のコメントを、「合格者の声」から引用します。(文章をクリックすると、「合格者の声」につながります。)

私は志望先とは異なる学部出身で、大学卒業は、はるか昔です。(中略)文章は書き慣れていますが、何が作文で、何が論文か、区別できていなかっただけでなく、研究計画書とは何なのかもよく分からないところからのスタートでした。
(東大人文社会系研究科 合格者の声)

論文を書き始める前は不安ばかりでしたが、高橋先生からのコメントをいつも楽しみに頑張ることができました。また、高橋先生の指導から、学部生の時の自分にはなかった研究に対する新たな視点を持つことができるようになりました。
(東大総合文化研究科 合格者の声)

また、大学院入試にあたって必要になる提出論文や研究計画の書き方について、ある意味で政治的なアドバイスがもらえるのも昴に通う利点のひとつです。(中略)自分の場合であれば、指導のおかげで論文の構成が変わり、アカデミックで読みやすくなった、つまりは受かりやすいものになったと思います。(中略)こうした指導のために自分の書いた論文を定期的に読んでもらえることも、執筆の原動力になります。
(東大総合文化研究科等 合格者の声)

現在の日本の「大学入試」の仕組みですと、「学びたいこと」と「進学先」のすり合わせが十分にできず、大学院進学を目指す多くの方において、所属学部と志望大学院や研究内容のミスマッチが発生しているのが現状です。加えて、近年では、一度「社会人」を経由してから、大学院を改めて目指す方も多いでしょう。

このような事情から、大学院入試においては、「研究計画書」や「卒論相当論文」を書くにあたっての、助言を受けられない人が多いようです。昴では、こうした受講生の方たちのニーズにこたえるなかで、様々に工夫しながら、現在の「研究指導」のシステムを形にしてきました。昴の研究指導のメリットとして、以下のような点が挙げられるでしょう。

① 研究に必要な作業がわかる
たとえば何をもって、「先行研究」と呼ぶのか、また、「先行研究」をどうやって探すのか、という点について困っている人は多いでしょう。昴の研究指導は、こういった点について、具体的な文献を挙げながら、先行研究の把握の仕方を相談していきます。もちろん、これは「先行研究」に限った話ではありません。

② 論文や研究計画書の「形式」がわかる
「形式など簡単に調べられる」と考えられがちですが、学術的な論文の「形式」は、「段落冒頭の一字下げ」というレベルから始まって、多岐にわたります。また「引用」をどのように使うか、なども広い意味での「形式」と呼べるでしょう。

院試で研究計画書や論文を審査する大学の研究者たちの中には、形式からの逸脱を厳しく見る人も多いです。ただしこれは、そうした研究者たちが過度に「形式主義」に陥っていることを必ずしも意味しません。こうした形式への準拠の要求は、「形式から逸脱しているけれど優れた論文」に出会うことがあまりにも少ないゆえに発生しています。昴でも、形式をしっかりと守ること、あるいは場合によっては、複数存在するうちのどの形式を採用するのが妥当か、を検討することで、学術的な文章表現、「伝わるように書く」ことの重要性を伝えていきます。

③ 「読者」が得られる。
このページの冒頭に、「昴はあなたの論文の最初の読者になります」という言葉を掲げさせてもらいました。合格者の声でも「自分の論文を読んでもらえること自体が楽しみ」という趣旨の記述は多いですね。

論文を執筆するにあたっては、内発的な動機づけだけでは困難です。やはり、締切があって、それに向けて執筆し、それを読む人がいる、ということが重要です。昴での研究指導は、まずもって、「読む」こと、そして「話す」ことを通じて、受講生と講師が二人三脚で、提出課題を完成させていきます。

④ 院試に要求される研究計画や論文の水準がわかる
昴では、合格者の例はもとより、一次試験に合格しながら、二次試験で不合格になってしまった例も含め、膨大な蓄積があります。そうしたなかで、院試に要求される論文の水準、さらに言えば、特定の大学院に合格するに値する論文の水準まで、かなりの程度把握しております。

これは「院試に受かる論文のノウハウを知っている」ということではありません。「研究」というのは、既存の膨大な研究を、可能なかぎり参照しつつ、同時に、そうした研究がまだ成し遂げられていないことをしっかりと探し、そこで、学術研究の世界を豊かにする営みです。簡単ではありません。だからこそ、過去の事例の積み上げから、「だいたいこの水準に達していればなんとかなるだろう」という目安を持った読者の存在が、院試に向けて研究をする皆さんの力になるでしょう。

(4)専門性について問題はないのか

そうは言っても、大学院入試レベルの各学問分野の知識が無ければ、大学院入試の「研究指導」は成立しないのではないか、と考える人もいるでしょう。正しい疑問です。一方昴では、かなり幅広い領域の指導に対応しております。

一つには、過去の指導を通じて、様々な学問分野の知識の蓄積があります。現在研究指導の中心になっている講師は、2000年代初頭より昴教育研究所で勤務し、様々な方の指導にあたっており、その過程で、専門書を読むなどして、広範な領域の論文を理解するための最低限の知識を持っています。

しかしより重要なことは、昴での指導は「教える」ことに主眼は無い、ということです。そうではなく、受講生との、口頭、および、原稿の読解を通じたコミュニケーションにこそ、昴の研究指導の特徴があります。「教える」のではなく、「引き出す」ことこそ、昴の指導の特徴です。専門知識を持たない領域でも、論文を読んで「あれ、ここはつながっていないぞ」とか「こんなことを言えるのか?根拠(参照文献)が足りないのではないか」など、研究計画・卒論相当論文の問題点に気づくヒントは様々に存在しています。

実際に、どのような形でお手伝いが可能であるかについては、一人一人の研究希望テーマ(「まだテーマが十分に決まっていない」という方も大歓迎です。何を学びたいのか、という点も、重要な相談事項と言えます)や進捗状況によっても様々に異なっています。ぜひ「入学に関する相談」の際に、現在の状況を率直にお聞かせください。

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本科生と単科生

昴では、「単科生」と「本科生」の2通りの受講形態があります。
いずれの形態でも、はじめて受講する場合には「入会金(30,000円、消費税別)」が必要です。
*入会金は初回に払えば、以後払う必要はありません。2013年度以降に昴教育研究所に在籍した方は、入会金のお支払は不要です。
*春期集中特別公開講座の受講には「入会金」を払う必要はありません。別途、春学期等の受講をお申し込みの際にお支払いいただきます。

「単科生」
受講科目によって、料金を合算する受講方法です。各期(春学期10回、夏学期5回、秋冬学期15回)ごとに単位数で受講料を計算します。なお、オーダーメイド講座(このページの下で説明します)のみの受講の場合には、単科生のカテゴリーに入ります。
進路の相談、入試に必要な書類の作成に対する助言・文章チェックなどのカウンセリングを単科生の方が希望される場合には、別途、「オーダーメイド講座(1回80分)」をお申し込みいただく等のお手続きが必要になります。

「本科生」
「英語のみ(本科生E)」と「英語・フランス語両方(本科生EF)」の2通りがあります。本科生は、

・英語のみ、あるいは英語とフランス語の両方のクラス授業が1年間取り放題
・特別講座「論述対策講座」の受講料が半額
・春期集中特別公開講座の受講料が無料
・提出論文、研究計画等の相談、文章チェックを行う「本科生オーダーメイド講座(1回50分)」が2回まで無料、その後は9,900円(税込)で受講できる

という特典があります。

年間を通じて受講する場合は、本科生の方が格段に安く、かつ、受験に向けてしっかりとした準備ができます。また、たとえば東京大学教育学研究科など、9月に入試を実施する大学院を志望する場合でも、複数科目を受講する場合には、本科生の方が料金が有利になる場合があります。

2020年度本科生の受講料金は下記の通り(いずれも消費税別)です。

英語本科生(本科生E)
3~5月入学:35万円
6月入学:32万円
7~8月入学:30万円

英語フランス語本科生(本科生F)
3~5月入学:40万円
6月入学:36万円
7~8月入学:33万円

上記金額および、入会金と諸経費(施設にあてる費用)2万円(消費税別)がかかります。
(「諸規定/学費」もご参照ください。)

「オーダーメイド講座」
講師と受講生が1対1で実施する講座です。
(友人の方などと一緒に、複数名で受講する形態も可能です。この場合、受講人数に応じて料金は割引になります。詳しくは「諸規定/学費」をご覧ください。)

授業内容は「オーダーメイド」です。講師が対応可能なことであれば、どのようなニーズにも対応いたします。たとえば、

・昴で授業を受けたいが、勤務時間等で受講日時が合わない
・語学の初心者なので、個別指導でしっかりと教わりたい
・試験直前に、集中的に対策したい
・研究計画、提出論文等に絞って指導を受けたい
・大学院生だが、自分の専門に必要な文献を外国語で読む手伝いが欲しい
・専門領域の基本知識を学習する手助けが欲しい

などが、過去に実施してきた主たる内容です。

なお、2020年度は、ドイツ語の講座はすべてオーダーメイド講座で実施いたします。

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